日本のユーザーに便利な通訳や文字起こし

もう1つ、Tensorによって大幅に進化したのが、音声や言語に関連する機能だ。音声アシスタント「Googleアシスタント」での音声入力が今まで以上に正確かつ素早くできるようになっただけでなく、音声認識を活用した機能がいくつか追加された。

1つは通訳・翻訳関連の機能。「LINE」などの対話アプリに入力したテキストをほかの言語にリアルタイムで翻訳する「リアルタイム翻訳」や、話した言葉を48カ国の言語に翻訳して伝える「通訳モード」などを用意した。

「リアルタイム翻訳」は対話アプリに入力した文字をリアルタイムでほかの言語に翻訳してくれる

「レコーダー」アプリによる日本語音声の文字起こし機能も新たに加わった。うまく活用すれば会議などの文字起こしにかかる手間が大幅に削減できる。文字起こし機能はPixel 4から実装されていたが、英語だけで日本語には対応していなかった。

Pixel 6シリーズでは、「レコーダー」の文字起こし機能がついに日本語に対応した。従来のPixelシリーズでは英語でしか利用できなかった

これらの音声・言語関連機能はPixel 6シリーズ単体で処理され、インターネットにデータが流れることはない。プライバシーが保たれることから、プライベートな内容でも安心して使える。

Pixel 6シリーズは公式オンラインストアで10月28日から発売中。価格はPixel 6が7万4800円から、Pixel 6 Proが11万6600円から(いずれも128ギガバイトモデル)。最近のハイエンドモデルとしては比較的購入しやすい。

携帯電話事業者ではKDDIがauブランドからPixel 6を、ソフトバンクがシリーズ2機種を販売する。「かえトクプログラム」や「トクするサポート+」といった両社の端末購入プログラムが利用できるので、毎月の料金を抑えてPixel 6シリーズを使いたい人はこちらを選ぶのも手だ。

佐野正弘
福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。