NEC最新パソコン CPUはRyzen主力、手書き対応型も2021年秋冬モデル 最新パソコン一挙紹介(2)

日経PC21

日経PC21編集部が11メーカーの2021年秋冬モデル45製品を徹底調査した。メーカー別紹介の第1弾としてNECを取り上げる。同社は定番ノートや低価格2in1など全5シリーズを刷新した。

最新世代Ryzen搭載の売れ筋ノート「LAVIE N15」

売れ筋は、スタンダードノートの定番機を継承する「LAVIE N15」だ。注目すべき点は、全5モデル中3モデルのCPUに第4世代のRyzenを搭載したこと。例えば、中堅モデルの「N1565/CA」は、Ryzen 7 5700Uとなる(図1)。

図1 NECの定番スタンダードを継承する「LAVIE N15」シリーズ。基本性能の違いで全5モデルに分かれる。写真の「N1565/CA」は、中間のグレードに当たるモデル。CPUに最新の第4世代Ryzen 7を採用し、SSDの容量も512GBと十分だ。実売価格は16万5000円前後
「LAVIE N15」(NEC)
●CPU:Ryzen 7 5700U●メモリー:8GB●ストレージ:512GB SSD(PCIe)●ディスプレー:15.6型●OS:Windows 11 Home●主なインターフェース:USB 3.2(Gen 2)タイプC、USB 3.2(Gen 1)×2、HDMI●無線LAN:Wi-Fi 6●生体認証:なし●画面解像度:1920×1080ドット●バッテリー駆動時間:7.5時間●サイズ:幅362.4×奥行き253.8×高さ22.7ミリ●重さ:2.2キロ●オフィス:Office Home & Business 2021

メモリー容量は8GBと必要最低限だが、PCIeタイプのSSDの容量は512GB。光学ドライブとして、DVDスーパーマルチを搭載する(図2図3)。キー配列に少し戸惑うが、それ以外は問題なし(図4)。

図2 端子は左側に集中。USB端子の種類は、USB 3.2(Gen 2)タイプCが1つ、USB3.2(Gen 1)は2つ。右側には光学ドライブのみ搭載する
図3 全部入りノートらしく光学ドライブも搭載する。種類は一般的なDVDスーパーマルチだが、音楽CDやDVDビデオなどの再生や、光学メディアにデータを書き込むといった使い方なら十分だ
図4 数字入力に便利なテンキーが付いた、フルピッチのキーボード。スッキリしているが、文字キーとテンキーの間が離れておらず区別しづらい。右側の「Shift」キーが小さいうえ、その横に上矢印キーがあるので打ち間違いに要注意だ

メモリー容量を16GBに増やしたい場合は、最上位機の「N1585/CAL」を選べばよい(図5)。

図5 性能を求めるならLAVIE N15の最上位機がお薦め。CPUが1つ上のRyzen 7 5800Uになり、メモリーとストレージを増量。光学ドライブもBlu-rayで、顔認証にも対応する。実売価格は23万3000円前後
「LAVIE N15 N1585/CAL」(NEC)
●CPU:Ryzen 7 5800U●メモリー:16GB●ストレージ:1TB SSD(PCIe)●ディスプレー:15.6型●OS:Windows 11 Home●主なインターフェース:USB 3.2(Gen 2)タイプC、USB 3.2(Gen 1)×2、HDMI●無線LAN:Wi-Fi 6●生体認証:顔●画面解像度:1920×1080ドット●バッテリー駆動時間:7時間●サイズ:幅362.4×奥行き253.8×高さ22.7ミリ ●重さ:2.2キロ ●オフィス:Office Home & Business 2021
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家中モバイル向けの14型ノート「LAVIE N14」