2020年1月に結成された#ババババンビ。コロナ禍で活動がままならない時期が続いたが、今年3月27日に1年越しのデビューライブを成功させると、8月にはKT Zepp Yokohamaにてワンマンライブを開催。王道系アイドルとして、新人では異例の躍進を見せている。主戦場のライブが思うように開催できない厳しい状況が続くが、メンバーの7人は逆境も楽しみながら、自分たちにしかないアイドル像を模索し、たくましく歩んでいる。

池田メルダ コロナで大変なことばかりだけど、今思えばよかったなって前向きにとらえることもあります。この7人でデビューライブができたのも、1回中止になったおかげというか。
近藤沙瑛子 配信ライブからスタートしたのも良かったよね。配信だと小さなミスも見抜かれちゃうから、振りをしっかりそろえる意識を最初から持てたというか。
水湊みお みんなでアーカイブを見ながら「ここそろってない」とかチェックしたもんね。
小鳥遊るい 視聴者の方が、タオルを回せない分、コメントに「@」を付けてくれたり、拍手の代わりに「8」を付けてくれたりするのもうれしいよね。
吉沢朱音 だけど、みなさんの前でライブができるようになって楽しさを直に感じちゃうと、「やっぱり有観客ライブっていいな」っていうのは正直、思いますね。
コロナ禍でも必死に活動する彼女たち。数年前は熱心なアイドルファンだったという小鳥遊や近藤など、いわゆる“アイドル戦国時代”を知るメンバーも少なくない。そんな彼女たちに今のシーンはどのように見えるのか。
宇咲 大きなフェスができない状態では、ライブを通して応援してくださる方を増やすのが難しいので、アイドル全体が今は大変なのかなって。
水湊 私たちも、デビューしてから1回も「コール」というものを聞いたことがなくて……。いつかは大きな声援を受けながらライブしてみたいですね。
近藤 応援する方も、もどかしいと思います。思うように“推し活”ができていない時期なんじゃないかな。
岸みゆ でも、バンビは「推してて毎日楽しい」アイドルでありたい。アイドル界全体を盛り上げていきたい気持ちはあります。
小鳥遊 かわいい女の子たちが、YouTuberなどに流れているのも感じます。その拡散力や影響力はすごいから、私たちも負けていられないよね。
宇咲 私たち、ビジュアルでは負けないつもりなので(笑)。全員に魅力があって、センターになれるグループなんです。まずはSNSやYouTubeを見てほしい、そして会いに来てって思います。
近藤 「王道」って言ってるから引いちゃう人もいるかもしれないけど、近くに来てほしいよね。