光学ドライブ搭載機は大きく減少
6つめは光学ドライブ。種類はDVDかBlu-ray(BD)の2択になるが、搭載機は以前よりも大幅に減った。今選べるのは国内ブランドのスタンダードノートくらいだ(図11)。そうしたメーカーでも光学ドライブを搭載しないモデルを増やしている(図12)。光学ドライブが必須という人にとっては、今や選択肢が限られている。


USBの規格も確認を怠りなく
7つめはインターフェース。現在、USBの最新規格はUSB4/Thunderbolt 4だが、搭載機はまだ少ない。多いのは、USB 3.2のタイプCとタイプAの端子を両方用意した機種だ(図13)。

「手書き入力」を搭載しているかどうか
このほか2in1が増えたことで手書き入力しやすいモデルも登場した。これが8つめのポイントだ。専用のペンを使えば、PDF文書などに手書きで入力できる(図14)。2in1には、ディスプレーが着脱するデタッチャブル型と、1回転するコンバーチブル型の2種類ある。タブレットとして使いやすいのは前者、文字入力もしっかりするなら後者がお薦めだ。

Wi-Fiは最新規格の「6」が標準に
9つめのポイントはWi-Fi。Wi-Fiは最新規格の「Wi-Fi 6(11ax)」が標準になった(図15上)。ただし、モデルによって最大通信速度に差がある。スペック表などでしっかり確認しよう(図15下)。

生体認証は「顔」と「指紋」の2種類
最後のポイントは生体認証。生体認証には、顔認証と指紋認証の2種類がある。搭載しないモデルもあるが、ウィンドウズのサインインなどにも使えるので、搭載機を選んでおくと何かと便利だ(図16)。

日経PC21編集部が提案する2021年秋冬モデルの推奨スペック
この秋冬にWindows11搭載の最新パソコンを購入するなら、確実に押さえておきたいスペックを示した。6項目あるが、特に最新世代のCPU、8GB以上のメモリー、256GB以上のSSD(PCIe)の3項目は必須と考えるとよいだろう。
※できれば4コアのCore i3-1125G4以上
この秋冬にWindows11搭載の最新パソコンを購入するなら、確実に押さえておきたいスペックを示した。6項目あるが、特に最新世代のCPU、8GB以上のメモリー、256GB以上のSSD(PCIe)の3項目は必須と考えるとよいだろう。

(ライター 原如宏)
[日経PC21 2021年12月号掲載記事を再構成]