日経クロストレンド

センサーで心身の状態を可視化

コアは、3軸の加速度センサーとジャイロセンサーを組み合わせた6軸モーションセンサーと、3点式眼電位センサーを内蔵している。モーションセンサーは、歩行や体の傾きなどを検出する。歩行の運動量を算出したり、姿勢の良しあしを教えたりしてくれる。

眼電位センサーは、まばたきと眼球の動きを捉え、眼電位(眼球の角膜側と網膜側の間の電位差)や、まばたきの際に眼球が上転するベル現象などを検出する。これを独自のアルゴリズムで解析することで脳の変化を測定し、注意散漫になっていないか、心の状態が安定しているか、作業に集中できているかなどを可視化する。

JINS MEMEをかけて姿勢をチェックしてみたところ、いきなり「Bad」との判定。自分では気がつきにくい姿勢の悪さを実感できた

セルフメンテナンスを提案

アプリでは、心身の問題を改善するための「メンテナンス」方法も教えてくれる。例えば体の状態を整えるためのストレッチやヨガを教えてくれたり、心の状態を整えるために瞑想する方法を教えてくれたりする。メンテナンスのコンテンツは長くても3分程度の短いものを選んである。自宅やオフィスで仕事の合間に手軽に実践できるようにという狙いだ。

ストレッチや瞑想などで心身をリフレッシュできるメンテナンス機能。短時間でできるものばかりで、仕事や作業の合間に実践しやすい

テレワークが増えて家庭に仕事を持ち込む機会が増えたり、SNS(交流サイト)で仕事の連絡が来たりなど、生活様式が変化してオンとオフの境界が曖昧になってきた。新モデルは自分の心身の状態を可視化して客観的に観察し、問題があれば自分でメンテナンスするというコンセプトの製品だ。

「新しい生活様式で健康意識が高まり、テレワークで働き方が多様化し、オンとオフの境界がなくなってきた。これからは自分で自分に責任を負う、セルフマネジメントが大切になってくる。新モデルは5年以上前から開発してきたが、くしくも新型コロナウイルス禍で必要とされる製品になったのでは」と田中氏は語る。

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