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答えと解説

正解(初めて老眼鏡を作るときの注意点として間違った記述)は、(2)遠近両用メガネは、かなり老眼が進むまで作らなくてよい です。

一般に、45歳ぐらいから老眼が始まるといわれています。老眼とは、ものを見るときにピントを合わせる目の調節機能の衰えが原因で起こります。レンズの役目をしている「水晶体」が硬くなり、弾性力が低下して、近くを見るときに必要な調節がしづらくなるのです。

目の疾患に詳しい二本松眼科病院の平松類さんは、「初めて老眼鏡を作るときの注意点としては、デスクワークが多い方は、中近両用メガネを作るといいでしょう。手元とパソコンの距離は近いように感じますが、近いほど目の調節力が必要になります。長時間仕事をされる方は、50~30cmの距離が見やすい中近両用メガネを使うといいといわれています」と解説します。

また、もともと強い近視があってメガネをかけていた人で、老眼で手元にピントが合いづらくなってきた場合は、遠近両用メガネを作るといいでしょう。

「遠近両用メガネは、早めに作るのがお勧めです。かなり老眼が進むまで遠近両用メガネを使わない方が多いのですが、そうなると近くを見るときの度数と遠くを見るときの度数の差が大きくなり、かけるとクラクラしてしまいがち。それでうまく使えなくなる人もいるわけです。比較的若く老眼が軽いうちから遠近両用に慣れておくと、不自由なく使うことができます」(平松さん)

ちなみに、100円均一ショップでも近くを見るための「老眼鏡」が売られています。これを買って済ませるのでも大丈夫でしょうか。

「100円均一ショップの老眼鏡は、あくまでも“ちょっと使い”用の老眼鏡で、おおまかな度数別に作られていています。これらは、長時間の作業には向きません。仕事など、長時間の作業で使うのであれば、ご自身の目と使用目的に合う老眼鏡を作ってください。眼科で相談すれば、目的に合った処方箋を書いてくれるでしょう」(平松さん)

この記事は、「『初めて老眼鏡を作るときの注意点』『パソコン作業中に視力が下がる』名医が回答」https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/18/020200005/072900116/ (堀田恵美=ライター)を基に作成しました。

[日経Gooday2022年1月4日付記事を再構成]

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