Surface Proシリーズの特徴であるキックスタンドは、従来製品を踏襲。角度を無段階で変えられるので、自分好みの角度に調整しやすい。スタンドのヒンジも固く、画面の角度が突然変わったり、振動で動いたりすることはなかった(図5)。

図5 背面に角度を無段階で変えられるキックスタンドを備えており、画面を好みの角度に調節しやすい。キックスタンドは水平に近い状態まで開くことができる。なお、従来機種にあったマイクロSDカードスロットは廃止された

別売りの画面カバー兼キーボードを用意すれば、ノートパソコンのような使い方も可能(図6)。キーボードのキーピッチやキーストロークは十分確保されているうえに、キーにそれなりの弾力があるので、かなり打ちやすかった。キー配列も癖がなく、戸惑うことはまったくなかった。タッチパッドも中央に配置されており、左右どちらかの親指で操作しやすい(図7)。

図6 「Surface Pro Signatureキーボード」と呼ぶ、カバーを兼ねた専用キーボードを装着するとノートパソコンのように使える。直販価格は2万1890円。色は赤、青、グレー、黒の4種類があり、自分好みで選べる。指紋認証センサー付きのキーボード(直販価格2万4090円)もある
図7 キータッチは快適だ。キーピッチはデスクトップパソコン並みの19ミリ(実測値)と広いし、キーの配列にも癖がない。キーストロークは1.5ミリ(実測値)もあり、適度な弾力があるので、打ち心地は良い

カバーは、高級車で使う合成皮革を使用しており手触りも良い(図8)。

図8 キーボードはカバーを兼ねており、閉じると液晶を保護できる。重さは280グラムで、本体やペンと合わせても1.2キロを下回る。アームレストや外装には「アルカンターラ」という合成皮革を採用しており、手触りも良い

オプションのペンも一新された。新たに「触覚フィードバック機能」を備え、紙に書く感触を振動で再現しているという。しかし、試しに文字や絵を描いたところ、振動を感じなかった。画面にペンを置いたときやペンを急に動かしたときに、わずかな振動を感じたので、何らかの動作はしているようだ(図9)。ペンは充電式で、電池の持ちも良い。キーボードの充電台に置くだけで充電できるのは便利(図10)。

図9 別売りの「Surface スリムペン 2」(直販価格は1万5950円)を用いれば、ペンによる手書きや操作も可能だ。ペンの筆跡はかなり滑らかで、感触を振動で伝える「触覚フィードバック機能」を備えている。筆圧感知も4096段階と細かい
図10 キーボードの上部に、ペンの充電装置を備えている。ペンを置くだけで充電できるので便利。1回の充電で最大15時間も動作する

電源アダプターは従来機種と同じで小型。バッテリーの駆動時間は公表値によると16時間と長いので、一日中フルに活用できそうだ(図11)。

図11 電源アダプターはコンパクト。電源端子は上下どちらでも挿せるので端子の向きを気にしなくてよい。また、2個のThunderbolt 4端子はどちらもUSB PDに対応しており、USB PD対応の充電器を使って充電できた

(ライター 田代祥吾)

[日経PC21 2022年1月号掲載記事を再構成]