
今年も新しいApple Watchが登場した。米Apple(アップル)は毎年秋に新しいモデルを投入しており、その進化が楽しみだ。
今回登場した「Apple Watch Series 7」の最大の特徴は、画面の表示エリアが大きくなったこと。本体サイズはほとんど変わっていないので、画面周囲のフチが狭くなったと考えればよいだろう。
時間に加え、さまざまな情報を小さな画面に表示するスマートウオッチにとって、画面の大きさは重要なポイントだ。しかし、本体が大きくなりすぎると邪魔だし、デザインもやぼったくなりかねない。何も表示しない画面周囲のフチは細ければ細いほど良いわけだが、技術的に難しいことは容易に想像できる。
より完成度を増したApple Watch Series 7の魅力をひもといていこう。
画面が広くなって使い勝手が向上
新しいApple Watch Series 7と前モデルの「Apple Watch Series 6」を比べると、ケースサイズが1ミリだけ大きくなった。Apple Watchには「小」「大」の2モデルがあるが、それぞれ40ミリから41ミリ、44ミリから45ミリになった。たった1ミリの違いなので、手にしてみてもほとんどその差に気付かないだろう。

Apple Watch Series 7の画面サイズは、Apple Watch Series 6より20%、4年前のモデルで現在も廉価版として販売されている「Apple Watch Series 3」と比べると50パーセントも大きくなっている。
実物を写真で見たほうが早いだろう。Apple Watch Series 6までは小さな画面で使いづらかった電卓アプリを並べて見ると、全体の表示サイズが大きくなった上に1つ1つのボタンが拡大され、大いに実用性が増したことがわかる。


