同僚が嫌いでたまらない 会社を辞めずにしのぐ方法は

本当の転職理由は職場の人間関係にある(写真はイメージ)=PIXTA
日経クロステック

キャリアアップや人間関係構築、給与などの待遇面、転職や起業――。技術者の多くは、自分の働き方について様々な悩みや不安を抱えています。人事コンサルタントとして様々な企業の職場活性化を支援する天笠淳さんが、こうした不安を解消し、働く楽しみを見いだすための具体的な方法を紹介します。

筆者はライフワークとして、社会人や学生の働き方・就職の相談に乗っています。年間で50人ほどの話を聞いていますが、最も多いのが職場の人間関係を理由にした転職相談です。

多くの場合、「キャリアアップ、自分の能力開発のために転職したい」と相談を持ちかけられます。しかし実際にお目にかかって話を聞いていくうちに、本当の転職理由は職場の人間関係にある、と分かることが少なくありません。

さらに特徴的なのが、部内や取引先の特定の1人とうまくいかないケースが多いことです。会社全体が嫌いなわけでも職場になじめないわけでもなく、目の前にいる1人とどうしても合わずに会社自体を辞めたくなった、という相談が後を絶たないのです。

「好き嫌いを持ち込むな」と言われても

こうした状態に陥った人に「たった1人のために退職するなんてもったいない」と話すのは簡単ですが、それでは本人の問題は解決されません。「嫌な人」と顔を合わせるのは、当事者にとっては本当に苦痛なことなのです。

たいていの場合、「嫌な人」は、上司、先輩、取引先のうちのどれかです。1年に数度しか会わない相手ならそのときだけ我慢すれば済みますが、毎日のように顔を合わせる場合はそうはいきません。

こうした苦痛を訴えると、「どんな人でも良いところはある、それを見つけなさい」「仕事に好き嫌いを持ち込んではいけない」「細かいことを気にしすぎじゃないか」といったお説教をされがちです。普段は「職場は人生の多くの時間を過ごす場所だから」などと言うくせに、こういうときだけ「平日の8時間くらい我慢したら」と言う人もいます。

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