『鬼滅の刃』楽曲のAimer 作品と気持ちのリンク求めAimerインタビュー前編

日経エンタテインメント!

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2022年2月まで放送されていた『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』のオープニングテーマ『残響散歌』とエンディングテーマ『朝が来る』を歌った歌手のAimer(エメ)。21年12月リリースの『残響散歌』は、Billboard JAPAN 総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”で7週連続、通算9度の1位を獲得。Billboard JAPAN史上5番目の速さでストリーミング1億再生を突破するなど、大ヒットとなった。同アニメのエンディングテーマ『朝が来る』もストリーミング、ダウンロードともに好調で、両曲を収録したCDシングルもオリコン週間ランキング1位(1月24日付)を記録している。

この結果に「ただただうれしくて、とっても光栄な気持ちです」と話すAimerだが、現在の状況をどう感じているのか。

「『残響散歌』は、私が在籍している事務所でもあり、クリエイターの集合体でもあるagehaspringsのプロデューサー玉井健二さんと、作曲はずっと曲を書いていただいている飛内将大さんという、いつものチームで制作した楽曲。『朝が来る』は今まで何回もご一緒して本当に尊敬している梶浦由記さん(※)に再び作詞・作曲・プロデュースしていただいた曲で、それぞれ思い入れがある楽曲です。[※梶浦由記は、以前、Aimerの『花の唄』『I beg you』『春はゆく』などで作曲・プロデュースを担当した]

オープニングテーマ・エンディングテーマを任せていただけることになってから、ただひたすらチームで一生懸命ここしか見ずに制作に励んでいたので、反響をいただいてとてもうれしいですし、特に原作ファンの方、もともと『鬼滅の刃』を好きでいらっしゃる方に受け入れてもらえたように感じられて本当にホッとしています」

『残響散歌』のビルボードの7週連続の首位獲得は、星野源『恋』と並ぶ歴代1位。写真左は完全生産限定盤/アナログ盤、右は初回生産限定盤(SACRA MUSIC) (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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『残響散歌』は疾走感が映像ともマッチ