操作メニューは使いやすいがかき混ぜや炒めの機能はない

まずは基本となる「おまかせ自動調理」機能でホワイトシチューや煮込みハンバーグを作ってみた。

EL-KA23のおまかせ調理では、「カレー/シチュー」「スープ」「煮物」「米調理」の4つが選べる。他社でよくある、レシピ内のメニュー番号を入力する操作法ではなく、4種類のコースで調理時間を調整するだけという仕組みだ。調理量が増えたら加熱時間を長めにするなどのアレンジがしやすいのはいいと思う。

実際にホワイトシチューや煮込みハンバーグを作ってみたところ、ホットクックと変わらずおいしくできた。ただし、EL-KA23は炒め調理に対応しない。肉や野菜を炒めてから煮込みたい場合は、先にフライパンを使う必要がある。この点は、炒め機能もあるホットクックのほうが洗い物が増えず便利だと言える。もう一つ気になったのは、調理終了時に自動的に保温に移行しないことだ。完成したおかずを保温するには「保温/とりけし」ボタンを押す必要がある。

調理メニューがやや少ない。「炒める」「焼く」系の調理ができない

もう一つ、ホットクックとの大きな違いは、かき混ぜ機能の有無だ。ホットクックにはアームで中身をかき混ぜる機能があるが、EL-KA23にはない。大多数の料理でその差を感じることはないが、薄切り肉を使うと肉が一部硬くなることがあった。また、肉じゃがなどでは、ホットクックのほうが味の染み方がより均一だった。

一方で、うれしい誤算だったのが、炊飯器としても優秀なことだ。白米を炊くときは、「米調理」に設定して1時間加熱すればよい。炊けるのは約3合(0.54リットル)までだ。象印では特に炊飯機能に力を入れているわけではないそうだが、内鍋のホーロー鍋の蓄熱性が高いためかふっくらと炊けており、電気調理鍋の中ではトップクラスの炊飯機能だと感じた。

炊飯機能のレベルが高い。「米調理」コースで「1時間」に設定すると白米を炊ける

またEL-KA23は、朝に材料などを入れて仕込みをしておけば、夕方に出来たてが食べられる予約調理機能に対応しており、最大で12時間先まで指定できる。ホットクックは最大15時間でやや上回るが、実用上は大差ないと言えるだろう。この他、調理温度と時間をマニュアルで指定する「温度調理」もできる。

予約調理が最大12時間先まで。食材をセットして完成時刻を指定する

もう一点、使い勝手の面で優れていたのが、内鍋がよくあるアルミ製ではなくホーロー鍋で、ガス火に直接かけられる点だ(IHヒーターは非対応)。炒め調理はできないが温め直しには使えるし、蓋が付いているのでそのまま冷蔵庫に入れるのも簡単だ。アルミ製の内鍋より重いのは難点だが、個人的には許容範囲だと思う。

内鍋がホーロー鍋としても使える。ガス火に直接かけられる。蓋も付属する
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象印独自のパック調理機能で2品を同時に調理できる