製品とワークショップは不可分

おもちゃとはいえ、買ってきてすぐそのまま遊べる一般的なものとは訳が違う。製品はキットの形で販売され、購入した人は自分の手で紙を切り、磁石シートを貼るといった工作をする必要がある。こうした工作を通して磁石という身近な材料が見せる科学現象の面白さを体験し、動く仕組みを理解する教育玩具、知育玩具でもある。

その楽しみをより多く引き出し、あるいは理解をより深めてもらうために、「マグネタクト アニマルオンラインワークショップ」という仕組みも用意した。このワークショップでは、マグネタクト アニマルのキットを郵送し、子供たちとやりとりしながら工作を進める。説明書や一方通行の配信動画では伝えきれないコミュニケーションが生まれ、オンラインであっても工作手順がよく分かり、科学現象に手で直接触れられるワークショップを実現する。

石川氏はこのワークショップのため、クラウドファンディングの支援により、様々な角度から映像を提供することができる「移動式スタジオワゴン」まで開発した。このワゴンを使って、クラウドファンディングのリターン向けなど、2021年6月以降、すでに4回のワークショップを開催した。

磁石シート、厚紙、型紙などキット一式。ハサミやノリなどは自分で用意する
紙を切り、磁石や厚紙などを貼れば完成
子供でも簡単に作れる
武蔵野美術大学の学生の作品。猫が魚を捕まえる様子
こちらも武蔵野美術大学の学生の作品。ラッコが尻尾を振りながら、おなかで貝を割る
グラフィックデザイナーの中村至男氏がデザインしたオリジナルのアニマル。クラウドファンディング向けのキット限定
別売の「マグネットビューアー」748円。磁石シートにかざすと、磁石の働きを視覚化できる
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大人の創造性も引き出す
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