配信ヒットが上位の鍵

4位には、音楽配信とMV、カラオケの人気でDISH//が入った。かつてはCDのセールスが強かった彼らだが、昨年の『猫』のヒット以降、楽曲自体の人気も高い。同様の傾向は、『CITRUS』がロングヒットの兆しを見せている11位のDa-iCEにも見られる。2組とも、現在の代表曲に、何曲かヒット曲が加われば、より安定した人気となりそうだ。

5位には18年デビューのKing & Princeがランクイン。6位には、昨年いっぱいで活動を休止した嵐が入った。活動中に発売したCDアルバムがロングヒットしているのに加え、21年になって配信限定アルバムが上位入り。さらに東京オリンピック開催によりNHKの各番組で『カイト』が流れ、音楽配信で急上昇したことが上位入りにつながった。

7位は、ジャニーズWEST。安定したCDセールスで、ジャニーズでは5番手に浮上している。

8位には「PRODUCE 101 JAPAN」出身のJO1がランクイン。ジャニーズ以外の日本人グループで、CDセールスが初動20万枚を超えるのは、現時点では彼らのみ。さらにオーディション番組でのファン投票から生まれただけあって、Twitterでの強さは圧倒的。今後、より幅広いファンに浸透し、音楽配信でも上位入りすればさらにステップアップしそうだ。

ビルボードJAPAN調べ。集計期間は21年1月4日~8月1日。同期間の各ランキングから、男性ダンス&ボーカルグループを編集部でピックアップ。今回はゲームや舞台の登場人物をメインに据えた作品は除外した

(ライター 臼井孝)

[日経エンタテインメント! 2021年10月号の記事を再構成]

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