検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

日立のスマート冷蔵庫 減った食材探知、スマホに連絡

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

日立グローバルライフソリューションズ(東京・港)が2021年3月に発売したセカンド冷蔵庫の「スマートストッカー R-KC11R」は、キッチンに置く1台目とは別のセカンド需要を狙った商品だ。重量センサーを、内部にある棚の2段目と5段目に搭載。保存している食品の重さで在庫が分かり、スマートフォンのアプリと連係すれば、量が少なくなると知らせが届き、購入サイトを経由して注文も可能。在庫に応じて自動的に注文する機能も備える"スマート"な冷蔵庫を目指す。

「新型コロナウイルス禍は生活スタイルを大きく変えた。買いだめ需要や、テレワークの普及による、部屋の中で充実した過ごし方をしたいというニーズも高まっている。セカンド冷蔵庫で、そんな多様化する生活スタイルに応えようとした」と、デザインを担当した日立製作所 研究開発グループ東京社会イノベーション協創センタ プロダクトデザイン部CSP4ユニットの小林雅由子氏は話す。

ドアの背面の形状にもこだわり

もともとは約30年前に発売したワンドアの小型冷蔵庫の外観をデザインし直した製品だが、さまざまな部分に小林氏のこだわりがある。例えばスタイリッシュに見えるよう直線の造形を採用。外側の鋼板の色も同社の大容量冷蔵庫と同系色のシャンパンカラーにした。冷蔵庫とはいえ、キッチン以外のリビングや寝室などに設置しても、インテリアに溶け込むようにしている。鋼板の光り方も重視し、ギラつかず、底光りするようにしたという。ハンドルの幅にもこだわり、つやつやしないマット感で高級感を演出するとともに、1つの塊に見えるようにした。

ドアの背面でこだわったのは冷気の流れ道となる部分の造形。今回は3次元設計を駆使して下のほうに行くほど幅が細くなる形状にした。「冷気の流れという機能を損なうことなく、新しいデザインにできた」(小林氏)

操作部分から全体のデザインを考える

ドラム式洗濯乾燥機の「BD-STX110G」は21年10月の発売。前機種との最大の違いは「タッチボタンをやめ、フルカラー液晶画面で操作できるようにしたこと」と同研究開発グループ東京社会イノベーション協創センタ プロダクトデザイン部CSP3ユニット主任デザイナーの二宮正人氏は話す。洗濯乾燥機の多機能化が進むにつれ、「ボタンが増え、操作が煩雑」という声が多数、届けられるようになったからだ。

そこで、新しいユーザーインターフェース(UI)を開発。採用したのが、横長で大画面のフルカラー液晶である。ドラム式洗濯乾燥機でフルカラー液晶を採用したのは日立では同機種が初。そのため遠くから見ても操作部分が自然と目に入るように、洗濯乾燥機の全体形状からではなく、操作部分からデザイン。通常は後で行う操作部分を最初に定義するなど、洗濯乾燥機のデザインプロセスを変えて作り上げた。

それだけに操作部分の液晶画面には、いくつものこだわりがある。例えば液晶画面の動線を3階層までにしたり、液晶画面の右側に「今、何の操作をしているのか」を常に表示したりして、迷わないように工夫している。連係するスマホアプリ「洗濯コンシェルジュ」のアイコンを液晶画面にも踏襲。アプリとの整合性を取って作り込んだ。液晶画面のデザインは社内の人たちに試してもらい、発売ギリギリまでより使いやすくなるよう調整した。唯一、物理的な操作ボタンにしたのは電源とスタート。操作に間違いがあってもすぐ止められるなど、安全面に配慮したためだ。

こだわりは液晶画面だけではない。「設置したときのインテリアとの違和感をなくし、近くで見ても高級感があるホワイトでマットな質感の表面にした」と二宮氏。マットな樹脂はツルツルした表面と比べて汚れが付きやすそうだが、清掃性を重視しながらシボ感を持つ樹脂を採用した。

デザイン面でのこだわりを消費者に伝えるため、日立は公式ユーチューブチャンネル「HitachiGlobalResearch」で紹介している。コンテンツ作成にデザイナーも参画しているという。R-KC11RとBD-STX110Gのコンテンツには小林氏と二宮氏が登場。デザイナーは形を作って終わりではなく、自らのデザインをアピールする時代にもなっている。

(ライター 中村仁美)

[日経クロストレンド 2022年2月3日の記事を再構成]

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_