
日立グローバルライフソリューションズ(東京・港)が2021年3月に発売したセカンド冷蔵庫の「スマートストッカー R-KC11R」は、キッチンに置く1台目とは別のセカンド需要を狙った商品だ。重量センサーを、内部にある棚の2段目と5段目に搭載。保存している食品の重さで在庫が分かり、スマートフォンのアプリと連係すれば、量が少なくなると知らせが届き、購入サイトを経由して注文も可能。在庫に応じて自動的に注文する機能も備える“スマート”な冷蔵庫を目指す。



「新型コロナウイルス禍は生活スタイルを大きく変えた。買いだめ需要や、テレワークの普及による、部屋の中で充実した過ごし方をしたいというニーズも高まっている。セカンド冷蔵庫で、そんな多様化する生活スタイルに応えようとした」と、デザインを担当した日立製作所 研究開発グループ東京社会イノベーション協創センタ プロダクトデザイン部CSP4ユニットの小林雅由子氏は話す。