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「イルミネーション作品の一番の魅力はキャラクター」だという。「例えばグルーは悪党ですが、スウィートさがあって観客の心に響きます。キャラクターにアピール力がないと、観客は作品自体にほれこんでくれません。イルミネーション作品は、第一にビジュアルがあり、セリフが2番目。(セリフに頼らず)ビジュアルを重視することで、より普遍的な共感性を持つことができます」

人気キャラクターのミニオンたちはお互いにこづきあったり、舌を出したり、オナラをしたり。意味不明のミニオン語を話しながらイタズラと悪ふざけを繰り広げる。ビジュアル重視を体現している。

『シング』でもキャラクターが魅力的。子供の頃から劇場をこよなく愛する主人公バスターを筆頭に、家事と子どもの世話に追われる主婦ロジータ(ブタ)、歌手を夢見るギャング一家の息子ジョニー(ゴリラ)、歌唱力は抜群だが極度のアガリ症のミーナ(ゾウ)、明るくムードメーカーのグンター(ブタ)など個性派ぞろいだ。新作『ネクストステージ』でも個性的なキャラクターたちが生き生きと物語を紡いでいる。

夏にはミニオンを再び主人公にした『ミニオンズ フィーバー』も公開される。今後もイルミネーション人気が続きそうだ。

ミーナ(左)が惹かれている、アイスクリーム売りのアルフォンゾ(右)。オリジナル版ではファレル・ウィリアムス、日本語吹き替え版ではSixTONESのジェシーが声を担当している (c)2021 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

(ライター 相良智弘)