初期セットアップをやり直す
再起動するとWindows 11の初期セットアップ画面が開くので、言語や日本語入力ソフト(IME)、ネットワークなどを設定していく(図11~図13)。Home版ではインターネット接続が必須なので注意。有線LANならネットワークの設定は不要だ。その後、最新アップデートの確認とダウンロードが完了すると、パソコンの名前を指定する画面になる(図14)。入力しなくても自動的に適当な名前が付けられ、後から変更もできるので、「スキップ」を選んでもかまわない。




Home版の新規インストールではMicrosoft(MS)アカウントが不可欠だ。その入力画面が開いたら、自分のMSアカウントを入力する(図15)。持っていない場合は、同じ画面から作成できる。作成する場合、Gmailなどの手持ちのメールアドレスを登録する方法と、@outlook.jpのメルアドを新規取得する方法の2種類がある(図16)。最後にパスワードを登録すれば作成は完了だ(図17)。



Windows 11にサインインするときは原則、このMSアカウントを使うが、Windows 10と同様に生体認証やPINといったサインイン方法も備えている。続いてその設定画面に切り替わるので、指紋認証や顔認識などの生体認証機能を備えたパソコンでは、画面の指示に従って設定しておくとよい(図18)。PINは数字による暗証番号で、4桁以上の好きな数字を設定する(図19)。


「ドキュメント」などをクラウド上に置くか決める
その後、「デバイスのプライバシー設定の選択」や「エクスペリエンスをカスタマイズしましょう」といった設定が続く(図20)。最後にOneDrive(ワンドライブ)を利用した自動バックアップのオンオフを選ぶ(図21)。「ドキュメント」「ピクチャ」「デスクトップ」の実体をクラウド(OneDrive)上に置くかどうかの設定だ。


以上が完了すると、ファイルのダウンロードが始まる。その間はWindows 11の機能紹介が表示されるので確認しておこう(図22)。完了後にサインインすると、Windows 11のデスクトップ画面が表示される(図23)。


(ライター 田代祥吾)
[日経PC21 2021年12月号掲載記事を再構成]