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工場勤務でたまった不満は転職で解消できるのでしょうか(写真はイメージ)=PIXTA

工場勤務でたまった不満は転職で解消できるのでしょうか(写真はイメージ)=PIXTA

日経クロステック
キャリアアップや人間関係構築、給与などの待遇面、転職や起業――。技術者の多くは、自分の働き方について様々な悩みや不安を抱えています。人事コンサルタントとして様々な企業の職場活性化を支援する天笠淳さんが、こうした不安を解消し、働く楽しみを見いだすための具体的な方法を紹介します。

筆者は、多くの製造企業の人材育成支援を手掛けています。本社だけでなく工場勤務の従業員のキャリア研修をしたり、相談に乗ったりすることもよくあります。

これまで、工場勤務ならではの不満や悩みを多く耳にしてきました。それらを解消すべく転職を志す人も少なからずいました。

そうした人の気持ちがよく表れていると感じたのが、求人サイト運営などを手掛けるビズヒッツ(三重県鈴鹿市)が2021年11月26日に公開したアンケート結果です。工場勤務から他職種に転職した経験を持つ431人に対して、転職理由などを尋ねています。

多くの回答を集めた転職理由は以下の通りでした。この中から主なものを、筆者の視点で分析してみたいと思います。

「工場勤務から転職した理由」ランキング(出所:ビズヒッツ)

「工場勤務から転職した理由」ランキング(出所:ビズヒッツ)

単純な仕事はたくさんある

まず1位になった「仕事内容への不満」を見ると、作業が単純で慣れなかった、単調な仕事に飽きてしまったといった意見が並んでいます。確かに、指示されたこと、すべきことが決まっている定型作業を黙々とこなす日々が続くと「単調だ」と感じることでしょう。しかし「ゴールがはっきりしていて、それを達成すれば業務は終わり」と捉えることもできます。

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