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飲酒はしないが“お酒感”は求めている

自発的に酒を減らす人、やめる人が増えるなかで登場したよわない檸檬堂は、酒を飲まない日の(妥協や我慢ではない)ポジティブな選択肢として日本コカが提供する新ブランドという位置付けだ。飲酒をしないにしても消費者は“本格的なお酒感”を求めているため、ジンの香り付けに使われるジュニパーベリーのエキスとレモン果汁を使い、レモンサワーである「檸檬堂」のノウハウを生かしてさわやかな飲み口にしたと岸田マネジャーは語る。

よわない檸檬堂がターゲットとしているのは、自発的に酒を飲まない30~40代のレモンサワー好きだ。飲用シーンとしては、飲まない日の食事中や食後など、酔わずにレモンサワーの味を楽しみたいときを想定している。

よわない檸檬堂のターゲット層は、レモンサワーは好きだが自発的に飲酒はしないという30~49歳の男女だ

日本コカは、店頭販促や試飲キャンペーンなどを利用して、よわない檸檬堂の認知拡大を図っていく。ツイッターでは当選者1000人によわない檸檬堂1本を進呈する「よわない檸檬堂 飲んでみたいキャンペーン」を22年1月25日に開始(2月6日で終了)。またコンビニでの先行販売が始まる2月7日からは同様に「よわない檸檬堂 飲んでみたキャンペーン」を展開する(3月6日まで)。

よわない檸檬堂のベースとなった檸檬堂は、全国展開を始めた20年に約790万ケースを販売したヒット商品だ。アルコール飲料の檸檬堂を飲まない日は、よわない檸檬堂を選択する人が増えるかもしれない。

(ライター 堀井塚高、写真提供 日本コカ・コーラ)

[日経クロストレンド 2022年2月3日の記事を再構成]

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