ケータイはメモのツール、人気のサンダルでリラックス

10歳のとき、オーディションでグランプリを受賞してデビュー。15歳で演技の楽しさに目覚め、17歳のときに『ミスミソウ』(18年)で映画初主演を飾った。以降、次世代女優としてステージアップを続けているが、この10年で変化したこと、日々努力していることは?

「長期間いさせてもらえる現場が増えるにつれて、スタッフさんたちによく話し掛けるようになりました。内容は『暑いですね〜』でも何でもいいですけど、大事にしているのは、名前を覚えて『○○さん』と呼ぶこと。そうすることで、現場が少しでも和やかになって、自分も居心地が良くなるといいなと思っています。

日々努力していることは、経験したことを忘れないことです。この仕事で一番糧になるのが、心が動く経験。だからうれしかったことや悔しかったこと、そのときどんな思いをしたのかを、ケータイにすぐメモするようにしています。落ち込んだときにするのは、料理です。食材を買って、ご飯を作って食べる。それだけでかなり気分が変わります。前に進むために、自分をリセットできる方法を見つけるといいと思います」

最近買って良かったと言うのは、リカバリーサンダル。スポーツやトレーニングで疲れた体を足元から癒やそうと開発された商品で、近年、国内外のメーカーが参入。ファッションアイテムとしても注目されている。

「現場でスタイリストさんが履いていて、試しに履かせてもらったら、めちゃくちゃ気持ち良かったんです。見た目はシンプルなサンダルですけど、土踏まずがフワフワで、履くだけでラクになる。速攻で買って、現場に行くときによく履いています。ラクなのが一番です(笑)。

今欲しいのは、ケトルです。高校時代からコーヒー好きになって、一人暮らしを始めてからは、自分で豆をひいていれているんですよ。ドリップするときに使いやすそうな、注ぎ口が細いケトルを探したいですね」

「料理の食材は、スーパーだけでなく、産直サイトやファーマーズマーケットで買ったりもしますね。車でドライブしながら、道の駅で新鮮な食材を買うのも好きです」
山田杏奈(やまだ・あんな) 2001 年生まれ、埼玉県出身。11年、「ちゃおガール2011☆オーディション」でグランプリを受賞。18 年に『ミスミソウ』で映画初主演を果たし、19年公開の『小さな恋のうた』でヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞した。21年は、映画『樹海村』(W主演)、『名も無き世界のエンドロール』『哀愁しんでれら』、ドラマ『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』などに出演。12月3日には、ヒロイン役を務めた映画『彼女が好きなものは』が公開される。
(c)綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会

『ひらいて』

成績優秀で華やか、クラスでも目立つ存在の高校3年生・木村愛。彼女がひそかに恋い焦がれているのは、謎めいたクラスメートの西村たとえ。ある日、たとえに秘密の恋人がいることを知った愛は、その恋人・新藤美雪に接近。 「友達以上」の存在になって、いびつな三角関係に発展する……。監督・脚本・編集・首藤凜 原作・綿矢りさ「ひらいて」(新潮文庫刊) 出演・山田杏奈、作間龍斗、芋生悠、山本浩司、河井青葉、木下あかり、板谷由夏、田中美佐子、萩原聖人 全国ロードショー中

(文 泊貴洋、写真 藤本和史)

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