「これまで2人について感じてきたことが、最終審査のクリエイティブ審査NEOのパフォーマンスを通して確信できたし、結果発表後の2人との会話が僕自身の答え合わせになったかな。最終結果発表でもコメントしましたが、未経験者のレイちゃん(REIKO)については、THE FIRSTは最終のクリエイティブ審査NEOを見ながら『あ、(彼が)やりたいことが見つかったのかな』という感じでしたね。最終審査後に本人と話をしても、『Shining One』もすごくいい曲だったけど、僕だったらやっぱりこういうの(クリエイティブ審査NEOでRANとの2人で作詞作曲振付を手掛けた『Just FUN'ky』)がいいなみたいなのはすごくありました、って話していましたね。
ショウタ(Aile The Shota)は審査が終わった直後から『(メンバーに選ばれなかったのに)こんないい笑顔する?』っていうくらいキラッキラしていましたね(笑)。彼の場合も正直、BE:FIRSTよりもクリエイティブ審査NEOでのSOTAやMANATOとのユニット『Show Minor Savage』のほうが彼のやりたいものに近いだろうなと感じたし、本人も『Show Minor Savageをやっていいと言われるのが一番うれしい』と。BE:FIRSTとは別のボーイズグループを作ることもできると話もしたのですが『グループよりはソロに軸足を置きつつ、たまにグループをやる感じがいい』と言っていましたね」
この発言は、あくまでも最終審査直後のSKY-HIやAile The Shota、REIKOのコメントだが、2人の場合、BE:FIRSTに入ることが必ずしも彼らの音楽人生の「幸せ」とは限らなかったことが分かる。ただ、もう1人、BE:FIRSTに入らなかったRANの場合は、少し事情が違っていた。(次回に続く)

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(ライター 横田直子)