予約してでも欲しいと思わせるボールペン

これまで開発したユニボール ワンの限定色は30色もある。特に売れ行きが好調だったのが、21年7月に「フルーツティー」というテーマで発売した4本セットの「Fリラックス」だという。いずれのセットも数量限定のため、追加生産はしない。そのため、21年11月25日発売の「uni-ball one 秋・冬カラー3色セット」は、三菱鉛筆公式ツイッターで告知すると、早々に「予約した」といったつぶやきも目立った。

数量限定商品とはいえ、ゲルインクボールペンとしては平均的な1本132円(参考価格、税込み)の価格。それを予約してまで欲しいと思わせるのは、なぜか。理由の1つは、色を想起させる情緒的なネーミングにあるようだ。ツイッターでの反応を見ると、インクの色合いはもちろん、名称のかわいらしさに共感している人が多いことが分かる。

「ねこじゃらし色」「焼きりんご色」「こなゆき色」「きなこもち色」「あんこ色」「ラムネ色」「ハイビスカスティー」「シチリアレモン」「バレンシアオレンジ」。これらは、これまで開発した限定色の名称である。ネーミングの特徴は、色を「もの」に置き換えて表現していることだ。

21年11月25日に発売した「uni-ball one秋・冬カラー3色セット」(6色)。ボール径は0.38ミリメートルと0.5ミリメートルの2種類。写真左は秋カラー(インク色:パンジー色、ねこじゃらし色、焼きりんご色)、写真右は冬カラー(インク色:こなゆき色、きなこもち色、アネモネ色)
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「あずき色」と「あんこ色」の違い