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では、コーヒーがなぜ糖尿病リスクを下げるのだろう。福島さんによると、現在、そのメカニズムとして以下の可能性が挙げられているという。

●糖を取り込む際に働くインスリンの効きをよくする
●小腸において糖の過剰な取り込みを阻害し、血糖値の上昇を抑える
●高血糖時に起こる体内の炎症を抑える

「コーヒーを継続的にとることで、このような複数の予防メカニズムが働いている可能性があります。おそらく、コーヒーポリフェノールの抗酸化、抗炎症作用が効いているのではないでしょうか」(福島さん)

いかがだっただろうか。継続的にとることでメリットがあるのであれば、「コーヒーを口にする機会を増やしてもいいかも」と思った人も多かったのではないだろうか。次回は、コーヒーポリフェノールの血管への影響など、健康効果についてさらに聞いていく。

(ライター 柳本操、グラフ制作 増田真一)

福島洋一さん
ネスレ日本ウエルネスコミュニケーション室室長。東京農工大学農学部農芸化学科卒業、同大学大学院修了後、ネスレ日本入社。農学博士。ネスレ中央研究所(ローザンヌ)、ネスレリサーチ東京R&Dプロジェクトマネージャーを経て2010年より現職。主にコーヒーや抹茶の機能性研究に取り組む。人間総合科学大学非常勤講師。

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