キャプチャーアプリは複数画面に対応

キャプチャー(画面取得)アプリの「スニッピングツール」は、複数の画面キャプチャーをそれぞれ別のウィンドウでプレビュー表示できるようになった(図7)。Windows 10ではキャプチャーを実行するたびにプレビューが上書きされてしまったのでこれは便利。ファイル保存を後回しにしてどんどんキャプチャーしていける。この機能を利用するには設定画面で「複数のウィンドウ」をオンにする(図8)。

図7 10までの「Snipping Tool(スニッピングツール)」では、連続でキャプチャーを実行すると、1つのプレビュー画面が上書きされて最新のものだけが表示された。11ではプレビュー用のウィンドウが複数開き、並べて表示できるようになった
図8 プレビューのウィンドウを複数開くには、Snipping Toolの設定画面で「複数のウィンドウ」をオンにする(1)(2)。これでキャプチャーするごとに別ウィンドウで表示される

定番の「ペイント」アプリでも小規模な改修が行われた。Windows 10では「ペイント3D」のリンクがツールバー上にあったが、Windows 11ではペイント3D自体がなくなり、ツールバーも整理された(図9)。

図9 「ペイント」はマイナーチェンジが施され、ツールバーのボタン類が整理されてスッキリとした印象になった。また、Windows 11では10で標準だった「ペイント3D」がなくなった

このほか「はじめに」というWindows 11の基本機能を解説するアプリが追加された(図10)。アプリを入手する「Store(ストア)」アプリも画面レイアウトが変化したが、使い方に大きな変更はない(図11)。

図10 Windows 11の基本機能をウィザード形式で紹介するアプリ。Edge(エッジ)、OneDrive(ワンドライブ)、ウィジェット、チャットの基本操作や、「Store(ストア)」で配布されているお薦めアプリなどを教えてくれる。ベテランはあまり使う機会はないかもしれないが、アンインストールはできない
図11 Storeは10までメニュー類が上側にあったが、11は新デザインとなって画面の左端に並ぶようになった。今後はStoreからAndroid(アンドロイド)アプリのインストールが可能になる見込みだ

Windows 11でなくなったアプリを図12にまとめた。アップグレードでは一部のアプリが引き継がれるが、クリーンインストールでは原則消える。Storeで配布されているものもあるが、IEは完全になくなった。

図12 11でなくなった主なアプリ。11ではOneNoteやペイント3Dなどが標準アプリから除外されたが、ストアから自分でインストールすることは可能。IEと「Math Input Panel」は完全に廃止となり、インストールもできない

(ライター 石坂勇三)

[日経PC21 2021年12月号掲載記事を再構成]

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