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ゲームショウをオンラインで マヂカルラブリーが案内

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日経クロストレンド

ネットとオンラインのハイブリッド開催となった「東京ゲームショウ2021 オンライン(TGS2021)」では、新たな試みとして「オンライン体験ツアー」を実施した。プレスやインフルエンサー向けに設営された試遊・展示ブースを、自宅にいながらライブ映像で楽しむことができるという内容だ。

オンライン体験ツアーは、TGS2021とエイチ・アイ・エス(HIS)のコラボレーション企画。期間は2021年10月1日から3日までの3日間で、英語ツアーを含め5つのコースが用意された。

日本語ツアーのガイド役を務めたのは、TGS2021 ONLINEオフィシャルサポーターであるマヂカルラブリー(マヂラブ)のほか、ダイアン、次長課長、おかずクラブの計4組。いずれも吉本興業内で「ゲーム好き芸人」として知られる面々だ。

ツアーは事前予約制で、参加は無料。Zoomを使ったウェビナー形式で実施された。予約したユーザーには、前日までにアクセスURLがメールで届く仕組みになっていた。

人気芸人が案内するオンラインツアーとは一体どのような内容なのか。トップバッターのマヂカルラブリーの回に参加してみた。

初見の海外ゲームに挑戦

最初に訪れたのは、MATRADE(マレーシア貿易開発庁)のブース。マレーシア国際通商産業省の管轄にある公的貿易促進機関で、マレーシアの商品やサービスを海外に広める役目を担っている。TGS2021には、マレーシアのゲームデベロッパー4社とアニメーションスタジオ1社が参加。ブースに置かれたタブレット越しに、現地の開発担当者が手を振っている。

さっそく野田クリスタルがマレーシア発のシミュレーションRPGにチャレンジ。しかし、画面に表示されているのは現地の言語のようで、キャラクター同士の会話がまったく理解できない。会話をスキップしていざフィールドへ。すると今度は、操作方法が分からない。手当たり次第にキーボードをたたき、どのキーを押せばキャラクターが動くのかを見つけ出そうとする。

野田が「(キーボードの操作は)自分で探っていくスタイルですか?」と質問すると、ブースを案内してくれている女性からはまさかの「そうなんですよ」との回答が。展示用にダウンロードしたばかりで、まだ操作方法を把握できていないのだという。ツアー参加者のコメント欄が「手探りすぎる」「ネタかよ」と面白がる声で埋まっていく。

画面に現れたキャラクターが敵かどうか判別できず、とりあえず武器を振り回す野田クリスタル。後ろから様子を見ていた村上が「ほら、説明読まないから~」ととがめると、「読めなかったんだよ!」と反論。2人の掛け合いに笑ってしまった。

結局ゲームは進展しなかったが、初見の海外ゲームに果敢に挑む野田の姿が面白く、ハプニングも含めて「何が起きるか分からない」ドキドキ感があった。それを大勢の参加者とリアルタイムに共有できる点も楽しい。

このツアーでは1時間半の間に7つのブースを訪れることになっており、各ブースに滞在できる時間はかなり短い。そんな状況でも、各企業の出展内容に対して具体的な感想や質問を挟んでいくあたりはさすがM-1チャンピオン(「M-1グランプリ2020」の優勝コンビ)と言うべきだろうか。マヂラブの2人の正直なリアクションが、ゲームや製品の魅力を引き立てているように感じた。

「野田ゲー」制作者としてのリアクション

オンライン体験ツアーでは、ゲームを自作し、Nintendo Switch向けに『スーパー野田ゲーPARTY』として配信している野田クリスタルだからこそ説得力のあるリアクションも飛び出した。

続いて訪れたのは、日本電子専門学校のブース。展示されたゲームのプレー画面を見た2人は「これを学生が作ってるの?」(村上)、「すごいことですよ」(野田)とクオリティーの高さに驚いた様子。

村上が「あなたのゲームの数倍すごいですよ。このくらいの(クオリティーの)ゲーム、あなた作れないんですか?」と野田に振ると、「僕ですか? まず3D(3次元)ゲームを作ったことがないですからね」と、3Dゲームの制作が大変であることを主張。笑いを取りながらも、ゲームの制作者である学生への敬意が感じられるコメントが印象的だった。

日本電子専門学校のブースでは、学校の廊下を舞台に椅子でカーリングをする『椅ースポーツ』や、猛スピードでキツネから逃げ切る『CHICKEN RUN』など、4つのゲームを体験。制作した学生たちとコミュニケーションを取りながら作品の魅力をリポートしていった。

学校教材や教育玩具の製造・販売を行うアーテック(大阪府八尾市)のブースでは、学校でも使われているプログラミング教材を使った製品を体験することに。ブースの担当者から「ロックマンで遊びながらゲームプログラミングを学べるキット」があると聞いた野田は、「そんなのあるわけないでしょう」「目を覚ましてください」と担当者をたしなめるような口調で参加者を笑わせる。

ブースに用意されたパソコンで、まずは野田が「ロックマン」をプレー。プレーしたステージが、実はすべてScratch(スクラッチ)というプログラミング言語で作られており、こうした「ロックマン」のゲームを作れるようになるのが『メイクロックマン 史上最大のプログラミング』だと明かされる。

独学でプログラミングを覚えたという野田は「何よりも(ゲームに必要な)素材が集まっているのがいいですね」と、自身の体験を踏まえてコメント。ゲーム作りには、登場するキャラクターやアイテムといったさまざまな素材が必要で、そうした素材を用意するのが実は大変なのだという。

90分のオンライン体験ツアーはあっという間だった。今回、一般参加者はリアル会場を訪れることができないため、こうした現地の様子をリアルタイムで楽しめるコンテンツがあると「イベントに参加している」実感がわいてくる。

強いて言えば、いくつか気になる点もあった。例えば、会場のインターネット回線が混雑しているのか、ときおり音声が途切れたり、映像がカクカクとコマ落ちしたりすることがあった。コメント欄でも同様の声が目立っていた。また、マヂラブの2人の音声は聞こえるが、試遊しているゲームの音はあまり聞こえなかった。もう少しゲームのプレー画面や音をクリアに楽しめたらさらに良かったと思う。

ただ、そうした点を差し引いても、会場の臨場感を味わえる喜びのほうが大きい。「ゲーム好き芸人」のガイドがあったことで、各ブースの出展内容に興味を持った参加者も多かったようだ。これまで幕張メッセに足を運べなかったゲームファンも、オンラインなら気軽に参加できる。オンライン開催でありながら、リアル会場があることの利点を体感できた。来年もこうした試みがあることを期待したい。

(ライター/編集者 大吉紗央里、会場写真 志田彩香)

[日経クロストレンド 2021年10月2日の記事を再構成]

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