Outlookアプリでは複数のルールを作れるが、その際は条件の競合に気を付けよう(図18)。例えば「差出人がA」「件名がBを含む」というルールが上から順に2つあった場合、両者に合致するメールには原則として両方が適用される。前者に合致した段階で停止したければ「仕分けルールの処理を中止する」を追加する必要があり、図9の方法で作成したルールにはこれが自動で付く。複数のルールがうまく動作しない場合は、この点に注意して条件などを見直そう(図19、図20)。なお、Gmailではフィルターの適用順は変えられない。



Gmailではフィルター条件の指定で論理演算子が利用できる。例えば、「差出人がAまたはB」と指定したければ、複数のアドレスを半角の「OR」で区切ればよい(図21)。

(ライター 五十嵐俊輔)
[日経PC21 2022年4月号掲載記事を再構成]