変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

「迷惑メール」を撃退し、受信トレイをスッキリさせる各種の手法を3週にわたって解説する連載の4回目。今回もフィッシング詐欺などにつながる危険なメールを自動で排除する「迷惑メールフィルター」を取り上げる。

◇    ◇    ◇

プロバイダーの迷惑メールフィルターには、不満があるユーザーもいるかもしれない。例えば、無料の対策機能だと件名に目印が付くだけで専用フォルダーに隔離されなかったり、たびたび誤判定が発生して修正に手間がかかったり……。前回紹介したOutlookアプリとの2段構えフィルターも不満解消法の1つだが、ここでは別の方法を紹介しよう。それはGmailへの一元化だ(図1)。

図1 プロバイダーの迷惑メール対策で誤判定が多いなどの不満がある場合、プロバイダーメールをGmailに自動転送して、すべてGmailで管理する方法がある。その際、プロバイダー側の迷惑メール対策機能をオフにしておくと、すべての迷惑メールをGmailで確認できるので使い勝手が良い

プロバイダーメールをGmailに自動転送して、Gmailの迷惑メールフィルターで判定する。受信トレイには、Gmailのアドレス宛てのメールとプロバイダーアドレス宛てのメールがまとめて表示される。

Gmailに一元化を図るのは、Gmailの迷惑メールフィルターの評価が高いからだ。また、危険なメールを隔離するだけでなく、「ソーシャル」や「プロモーション」のカテゴリーを使って、メールマガジンなどを自動分類してくれるのも便利。

ここで重要なのは、プロバイダーの対策機能をオフにしておくこと。そうしないとプロバイダーから迷惑メールが転送されないので、定期的にプロバイダーのウェブメールで〝ぬれぎぬ〟メールの発生を確認する必要が生じて管理が面倒になる。

設定は意外と簡単だ。まずは、プロバイダーの設定画面で、Gmailアドレスを転送先として設定する(図2)。プロバイダーによっては、プロバイダーの受信メールサーバーにメールを残すこともできる。次に、プロバイダーの迷惑メールフィルターをオフにする(図3)。これだけで、プロバイダーメールもGmailの迷惑メールフィルターで判定され、Gmailの受信トレイか「迷惑メール」に入る。

図2 多くのプロバイダーでは無料でメール転送サービスを利用できる。プロバイダーによっては受信メールサーバーにメールを残したままにもできる

図3 プロバイダーの迷惑メール対策設定ページを開き、機能をオフにしておこう

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック