トレンドの70年代コーデ ノスタルジックなTシャツに着想

――最後は鳥のイラストがプリントされたTシャツと光沢感のあるベストを合わせたインパクトのある着こなしです。

「Tシャツのデザインから連想して、他のアイテムを決めていきました。まず手書き風のイラストにノスタルジックな印象を覚えたので、それに合わせてアメリカの1970年代風の花柄をあしらったベストを組み合わせました。パンツは同じくアメリカの90年代のスケートカルチャーを意識したワイドシルエットの一本を選んでいます。あえて染め方にムラを出したデザインは70年代に流行したタイダイ(絞り染め)柄のような雰囲気も感じられて、他のアイテムとの相性もいいと思います」

Tシャツ 3万800円(ボーディ)、ベスト 6万1600円(カミエル・フォートヘンス)、パンツ 4万9500円(アイアムドーク)、ネックレス 1万4300円(パムディートリッヒ)、キャップ 8250円(ヤングアンドオルセン ザ ドライグッズストア)、シューズ 5万9400円(アーペントル×パラブーツ)

――70年代風のアイテムは今のトレンドにも合っていますね。パンツは大胆な太さですが、取り入れる際にこだわった点を教えてください。

「裾がたまる(長さが余ってシワができること)とストリート色が強く出てしまい、幼い印象を与えることもあるため、今回はロールアップしました」

――裾まわりがすっきりするとシューズの存在感も強調されますね。

「そうですね。シューズはPARABOOT(パラブーツ)ならではのボリュームのあるアウトソールが目を引く一足です。どこかモカシンのような雰囲気もあり、ベストやパンツのアメカジ(アメリカンカジュアル)風なデザインとも相性がいいです」

所々に色むらのある染め方は、70年代に流行したタイダイ柄を思わせる
フランス発のARPENTEUR(アーペントル)がパラブーツに別注した一足。スエード素材のアッパーやベージュの色味はアメカジの定番アイテムであるワラビーシューズを連想させる

――小物も気になります。今回はキャップとネックレスを着けていますね。

「キャップには米国の国立公園の名前がプリントされています。色だけでなく、アウトドアテイストなデザインもこのTシャツとマッチしていると思います。ネックレスはレザーブランドのPam Dietrich(パムディートリッヒ)のものです。こちらはフリンジのようなデザインに70年代のヒッピー風の要素を感じて選びました」

「ヤング氏とオルセン氏が切り盛りする小さなお店」がコンセプトの日本発ブランド、YOUNG&OLSEN The DRYGOODS STORE(ヤングアンドオルセン ザ ドライグッズストア)のキャップ。旅先で見つけたお土産のようなチープでどこか愛らしいデザインが魅力だ
手書き風の鳥のイラストとヒッピーを連想させる革製ネックレス

文:FACY編集部 山梨幸輝(https://facy.jp/) 写真:加藤潤


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