餅とかまぼこで正月の味比べ 早めの準備が吉を呼ぶおいしいお宝発掘(2)

餅は新潟の「たいまつ食品」、かまぼこは山口の「大留(だいとめ)蒲鉾」からお取り寄せ

あふれるお取り寄せ情報の波にさらされ、自分の暮らしに合う良品が見つけづらいとお悩みの方に送る「おいしいお宝発掘」。第2回は餅とかまぼこをご紹介する。

1年の福を引き寄せるためにも、正月はいつもよりちょっといいものを用意して迎えたい。師走の今回は、「正月の味比べ」をテーマに、少しの工夫とそこそこのお値段で正月が格段に楽しくなる食材「餅」と「かまぼこ」を取り寄せてみた。駆け込み購入では、高い買い物になることも多い正月アイテムは、早めの準備が「吉」だ。

新潟「たいまつ食品」モチ米の品種を食べ比べできるセット

正月に向けて、何はなくとも用意しておきたい筆頭格は餅だろう。丸餅か切り餅か、雑煮に入れる時は焼くか焼かないか、そんな話題が似合う季節になってきた。餅とひとくくりにしがちだが、原料の餅米は全国各地に様々な品種がある。それでも、食べ比べた経験がある人はあまりいないのではないか。

さて、いろいろと探してみたところ、便利なセットを見つけた。新潟県五泉市のたいまつ食品が出している「味くらべセット」(3050円・送料別)だ。

各3袋ずつ。お正月に食べきれなくても防災食としてキープできる

たいまつ食品の「味くらべセット」はそれぞれ特徴のある餅米2品種がセレクトされ、3袋ずつ(餅の重量は計2.1キログラム)と量もほどよい。ただし、同社のネットショップでは贈答品にカテゴライズされているので、ちょっと見つけにくいかもしれない。

まずは、餅米の高級ブランドとして知られる人気品種「こがねもち」から試してみよう。新潟県で1958年に奨励品種として採用されて以降、県内外で栽培されている。もちの伸びは力強く、肌目の細かさのなかにどっしりとしたコシがあり、かむと口の中で歯型がとれそうなほど吸着してくる。商品名は「特別栽培米村松育ちえりすぐり」だ。

弾力がしっかりあるこがねもち。焼色もつやつやとしてきれいだ

餅と正月のつながりは、平安時代に宮中で行われていた正月行事「歯固めの儀」が由来と言われる。健康と長寿を支えるのは丈夫な歯から、ということで正月に餅を食べるようになったとされ、こがねもちは正にその由来を実感できる品種だ。餅の弾力と格闘していると、じわじわと餅米の甘みが口の中に広がり、かむ大切さも思い出させてくれる。

もう一つ、こちらも新潟生まれの「わたぼうし」という品種。ふつうの白米としても食べられる。肌目の細かさはこがねもちと同じだが、なめらかで伸びがよく、歯に吸い付く感じは弱い。かむ回数も少なく、現代人に好まれそうな食べやすい餅だ。商品名は「新潟県産杵つきもち」。

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山口「大留蒲鉾」焼きから生まれるしなやかな弾力を味
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