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ダイバーシティを推進している東京大学

ダイバーシティを推進している東京大学

東京大学がダイバーシティ対応を加速化させている。2027年度までに女性の教授と准教授を約300人採用する方針を示す一方で、女子学生を増やすための各種イベントを開催、支援体制を拡充している。この20年近く学生の男女比はほぼ8:2、特に理工学系は女子が極端に少ない。ハーバードなど米国の有力大は教員も学生も男女比は5:5が当たり前だ。多様性あふれる東大に変貌できるのか。

東大理系、教員も学生も圧倒的に男性

「あれ、学内には該当する女性教授はいないのかな?」。東大大学院医学系研究科の山本則子教授は首をかしげた。21年に女子中高生向けに大学の理系に進む、いわゆる〝リケジョ〟となるための支援プロジェクト「Path to Science for Girls(PSG)」を立ち上げ、ロールモデルとなりそうな女性研究者を探し回った。

特に地方の女子中高生は、理系の大学を志望する生徒が少ない。このため地方高校出身で東大理系の女性教授はいないかと探したが、ワークショップ開催の期限までには見つからなかった。

実は山本教授自身は山口県出身。中学まで地元で過ごしたが、親の転勤で東京に引っ越すことになり、高校は東京学芸大学付属高校(東京・世田谷)に進んだ。その後、東大の理科2類に入学、看護学をテーマに研究者の道を歩んだ。

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