マネジャーに求められるのは、心理的安全性をつくる力

このところ新型コロナウイルス感染者数が減少し、「集まる」ことへの制限が解除されつつあります。この約2年弱、リモートワークなどの影響でチームビルディングがうまくできていないと感じているリーダー・マネジャーはこのような「価値観の共有」の機会を設けてみてはいかがでしょうか。

改めて言うと、心理的安全性がある組織をつくる第一歩は、リーダーやマネジャーが自分自身を開示することだと思います。自分を開示することが苦手な人もいるでしょう。しかし、そこは「チーム力を強化する」というミッションの達成のために欠かせない役割と受け止め、行動してほしいと思います。

とはいえ、皆の前で自分のことを話すのが苦手な人は一番乗りで話すと、かえって場に緊張感を与えてしまうかもしれませんね。その場合は、チーム内で「自己開示」が自然にできるメンバーに一役買ってもらい、話しやすい空気を作ってもいいでしょう。もちろん、1番手を任せるメンバーには、その会の目的を事前にしっかり伝えておいてください。

私が会うエグゼクティブ・ビジネスパーソンは、心理的安全性が高い組織をつくり上げたことで成果を挙げ、自身のキャリアの発展につながっているケースが多いと感じます。転職を図るにしても、そのノウハウと実績を語れることがアドバンテージになり得るでしょう。マネジャーとしてのキャリアを歩んでいくだけでなく、人生においても家庭内・多様なコミュニティの中でも、このノウハウを習得しておくことは決して無駄にならないはずです。

※「次世代リーダーの転職学」は金曜掲載です。この連載は3人が交代で執筆します。

森本千賀子
morich代表取締役兼All Rounder Agent。リクルートグループで25年近くにわたりエグゼクティブ層中心の転職エージェントとして活躍。2012年、NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」に出演。最新刊「マンガでわかる 成功する転職」(池田書店)、「トップコンサルタントが教える 無敵の転職」(新星出版社)ほか、著書多数。

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