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名古屋商科大学ビジネススクールには多くの受講生が集まっている

名古屋商科大学ビジネススクールには多くの受講生が集まっている

リスキリング(学び直し)時代を迎える中、ビジネススクールの志望者が増えている。早稲田大学や慶応義塾大学の経営大学院と並び、人気が高いのは名古屋商科大学(NUCB)ビジネススクールだ。全国的に知名度の高い大学ではないが、国内で初めてビジネススクールに関する3大国際認証を取得。多くの受講生を集めている。「早慶名商」は本当か。人気の秘密を探った。

「最初、このビジネススクールの名前は知らなかったけど、講義が面白くて役に立つのは間違いない」。印刷代行サービスのキンコーズ・ジャパン社長の渡辺浩基さん。NUCBの評判を友人に聞いて2020年に入学した。「予習しないと単位は取れない」と1日4~5時間を学習に費やし、土日に授業に臨み、2年で約280のケースメソッド授業で学んだ。

在学中にキンコーズ社長に昇格

ビジネススクール在学中に社長に昇格したキンコーズの渡辺さん

ビジネススクール在学中に社長に昇格したキンコーズの渡辺さん

戦略やリーダーシップ、マーケティング、ファイナンスなど32の講義を受けたが、基本は教授が中心となり、学生同士が議論し合う方式だ。NUCBはハーバード・ビジネス・スクールなど海外校とも連携し、ケースメソッドを磨いている。「ケースを母国語で深掘りできたのは良かった。みんなで議論することで、様々な人の話を聞く姿勢も養われた。一番の成果は、年代を超えた多くの同級生や先輩後輩ができ、数百人規模の経営の相談相手が作れたことだ」という。

奇しくも渡辺さんは、在学中の21年に同社取締役から社長に昇格した。「勉強と経営の両立は大変だったが、ケースを即経営に応用できたことも多い。私は国の教育訓練給付制度の対象ではなかったが、高額な学費以上のリターンがあった」と振り返る。

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