変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

上場企業の最年少取締役からエイジレスを起業した小出さん

上場企業の最年少取締役からエイジレスを起業した小出さん

「年齢差別をなくしたい」――。2021年にシニア向けキャリア支援サービスのエイジレス(東京・渋谷)を起業した小出孝雄さん。慶応義塾大学在学中に公認会計士の試験に合格、一部上場企業の再建に携わり、27歳で最年少取締役に就任したが、「年齢というレッテルをはがしたい」と同社を立ち上げた。「エイジレスな社会の実現」を目指す若手起業家の素顔を探った。

桃屋の創業家出身、慶応大で公認会計士合格

「レッテルが嫌いなんです。実は桃屋の創業家一族に生まれましたが、それがコンプレックスだった」。小出さんはこう明かす。創業100年を超す老舗食品メーカーの桃屋。父親は桃屋社長を務めている。小出さんは4代目にあたるわけだが、世間から〝桃屋の御曹司〟というレッテルを貼られることが嫌だった。

「自分の中身や能力、頑張った証で評価して欲しい」と学生時代から自己研さんした。慶応大学経済学部3年生の時に公認会計士試験に合格。大手の監査法人に入社した。伝統的な日本の組織の特性でもあるが、新人には上司や先輩に従順な姿勢が求められ、年功序列的な雰囲気が漂う。そんな組織にはなじめなかった。

「早く自分の力を試したい」という思いがわいた。大学時代にスタートアップのリサーチャーやイベントのスタッフとして働いたが、「みんなの顔がキラキラしていたな」と振り返り、1年余りで監査法人を飛び出した。

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック