Men's Fashion

ジャケットには極上パーカを 主役級ニットは1枚で着る

トレンド

冬の「勝負ニット」(3)

2021.12.13

MEN'S EX

これからの季節に、欠かせないニットウエア。今季は、カットソー需要が高まったためか、多くのブランドから様々なニットが登場。その中から、小誌が選ぶ「ビジネスで使える」ニット&カーディガンや、一枚でサマになる「大人の休日ニット」、さらには、ニットに合わせる巻き物、靴、鞄(かばん)まで……買う前の参考にとくとご覧あれ!




2021秋冬の新提案。ジャケットに「ニットパーカ」をin!

パーカ×ジャケットの装いが注目される今季だが、ゴワゴワのスエットには眉をひそめる方も多いはず。そこで推奨したいのがニットパーカ。リラックス&スポーティー感を満喫しつつ着心地は上質。今の気分にぴたりとハマるシアワセなマリアージュをお試しあれ。

FILIPPO DE LAURENTIIS(フィリッポ デ ローレンティス)

ふわふわの着心地で際立つくつろぎ感を実現

アルパカ68%+ナイロン30%+ポリウレタン2%の三者混素材をエアリーに編み立てたパーカ。ふわふわの肌触りと優れた伸縮性を備えた着心地はまさに極上で、スエットパーカとは別次元の心地よさを味わえる。ニット感覚でジャケットに合わせると、今までよりもさらに気楽な新しいリラックススタイルが完成。これぞ今季の気分だ。3万8500円(トヨダトレーディング プレスルーム)

シアワセな訳

ジャケット姿をさらに気楽にする至福のマリアージュ

ジャケット18万3700円/ドッピア アー(コロネット)

スエットパーカとは着心地が別次元!

LOOK SEA(ルクシー)

機能性にも優れたシルクニットパーカ

適度なハリ感や胸のV字ガゼットがスエットを思わせるたたずまいだが、素材はシルク58%+カシミヤ42%とラグジュアリー。保温性・吸湿性に優れるため、屋外では暖かく、室内ではムレを防いでくれる。メランジがかったオフホワイトのクリーンな色使いも上品。ネイビーブレザーやグレースラックスなどに合わせて、スポーティートラッドに着こなしたい一着だ。4万8180円(同興商事)

TAKASHIMAYA(タカシマヤ)

伸縮性抜群のカシミヤ天竺素材

カシミヤ100%素材を12ゲージの天竺(てんじく)編みにしたパーカ。伸縮性にも優れ、ストレス皆無の着心地を味わうことができる。薄手ゆえインナー使いにも最適で、細身のジャケットに無理なくレイヤードできるのもいい。フード部分のドローコードもニットになっていて、さりげなくリラックス感を高めている。ベーシックなネイビー無地で着こなしも万能だ。2万2000円~(日本橋髙島屋S.C.)

SUNSPEL(サンスペル)

トップ染めによる味わい満点の色彩表現

繊細で柔らかな繊維をもつジロンラムズウールを原料に採用。糸を紡績する前の段階で染色をするトップダイを行うことで、奥行きのあるトーンを表現している。身頃にはカンガルーポケットが配されていて、ドローコード付きのフードとともにレイヤード時のアクセントに。もちろんハンドウォーマーとしても重宝するので、冬の快適性を高めてくれる。3万5200円(サンスペル 表参道店)

PICEA(ピセア)

超希少なベビーカシミヤをふんだんに使った極上品

2017年にスタートしたピセアは、内モンゴル産のベビーカシミヤを使った最高級ウェアを手がけるブランド。ベビーカシミヤとは、生後1年未満のカシミヤヤギから採れる産毛で作った糸のこと。1頭あたり数十グラムしか採取できない超希少獣毛。そんな極上素材をたっぷりと使って編み上げた本作は、重さを全く感じさせない程ふんわり柔らか。これぞ至高の着心地だ。9万4000円(ピセア)