
有名店がプロデュースした店は数あれど、完全予約制の超人気店同士がコラボレーションした店はそう多くない。
トレンドの発信地とも言える東京・表参道に2021年7月オープンしたのは、そんな普段は行くことが難しい超人気店同士が奇跡のコラボレーションを果たした新感覚の麺料理店。
大阪北新地駅にある予約困難な完全紹介制のイノベーティブフレンチレストラン「comptoirfeu (コントワールフー)」の佐藤歩シェフと、京都東山泉湧寺にある予約困難な紹介制の四川料理店「齋華(さいか)」の齋藤博人シェフがタッグを組んだ「Feumen(フーメン)」だ。
「Feumen(フーメン)」は、東京メトロ・表参道駅から外苑前方面へ歩いて1本目の小道を東に曲がったエリアにある。近くにはサードウエーブ系コーヒーの火付け役となった「ブルーボトルコーヒー」やフルーツタルトで有名な「キルフェボン」がありにぎわいを見せているが、「Feumen(フーメン)」はその「キルフェボン」の手前を曲がった奥まった場所に立地する。
店頭にはケンチャヤシが並び、エントランスが大きく開け放たれ、陽の光が店内に差し込むその様子は、麺料理店とは思えないロハスな印象だ。

店内は「アートと植物の融合」をコンセプトにプラントハンターとして世界的に有名な西畑清順氏によるデザインされた植樹に、若手の画家として頭角を現している添田奈那氏のアートをディスプレー。
「本当においしい麺」をいろんな人に味わって欲しいという思いから、女性一人でも来店しやすいおしゃれな内装を心がけたと言う。