スマートフォンでの文字入力に苦手意識を持っている人は少なくない。変換に手間取ったり、どこを押せば数字や記号に切り替わるのかわかりづらかったり……。不満を感じているなら、この特集で解決しよう。使いやすいキーボード設定から、文節の指定の仕方、絵文字や顔文字の入力方法まで4回にわたって詳しく解説する。
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スマホで文字を入力する際にタイプミスをしたり、思うように変換できなかったりして、「パソコンで入力したほうが楽だ」とイラついた経験はないだろうか(図1)。本特集の目的は、そんな人たちに留飲を下げてもらうこと。スマホで快適に文字を入力するコツを押さえよう。

スマホで一般的な文字の入力方法は、キーに指を置いたまま上下左右に指を動かすフリック入力だ。しかし、ほかの方法も使える(図2)。ガラケー(携帯電話)を長年利用していてケータイ(トグル)入力に慣れているなら、それも引き続き選べる。パソコンでおなじみのローマ字入力も可能だ。また、パソコンで標準IMEとGoogle日本語入力などを切り替えて使えるのと同様に、スマホのキーボードアプリも自由に追加・変更できる。

スマホの小さなキーを打つのがどうしても苦手という人には、画面を指でなぞって手書きする手書き入力や、話した内容を文字にしてくれる音声入力をお勧めしたい(図3)。どちらも認識精度はかなり高い。
