アスレジャーが注目されて以降、大人のスエットパンツ姿も当たり前に。ですが、いい大人がはくなら、なんでもいいわけではないのです。ただのユルい人に見られないために、肝心なのは素材。一見、フツウと見せかけて、実は差が大アリ。やっぱり大人はこうでなくちゃ。
パッと見は普通 でも実は素材が格上なんです
ホントにいまさらではございますが、世の中の装いのカジュアル化がとまりません。アスレジャー(アスレチックレジャースタイル)なんて言葉も浸透して久しいかと。
とはいえ、大人がスエットパンツをはくなら、なんでもいいわけではありません。デザインもさることながら、まずは素材。
一見、ベーシックなスエットパンツと見せかけて、実は素材がタダモノじゃない。そんな極上をさりげなく纏(まと)うのが、大人の技ってわけです。
だからといって、カシミヤやシルクといった高級素材となりますと、もはやスエットとは呼べませんので、スポーティーな普段使いにこだわるなら、あくまでベーシックなコットン見えするというのもポイントになります。
そう、能ある鷹(たか)はなんとやら。普通と思いきや、その差歴然なものをさりげなく取り入れてこそ、わかってる大人なのですよ。
◆ 大人に似合うスエットパンツ その1 「フェデリ」
ありそうで、なかなかないカーゴタイプ
上質なカシミヤを使ったウエアで知られるフェデリから、ユニークな一本が登場。高級素材を極めたブランドだけあって、コットン素材とはいえ、その柔らかさは抜群の快適さです。そう、コットンでもトロリとした触り心地とはき味は、質にこだわるスエット好きに大好評なのです。
さらにカーゴポケットを添えたデザインは、使い勝手が実にいい。カーゴパンツといえば太めが主流ですが、こちらは適度にゆとりを持たせつつ、太過ぎないシルエットなので、スマートに合わせられます。
◆ 大人に似合うスエットパンツ その2 「レイニング チャンプ」
素材◎、縫製◎で、はき心地のよさはピカイチ
使用するピマコットン素材のライトウェイトテリーは、やや薄くて軽やかなタッチが魅力。そこにほんのりと洗いをかけてはきなれた雰囲気を感じさせるのがまたニクい。一度はくと病みつきです。
シルエットはオーセンティックな細身のテーパードに仕上がっていて都会派の着こなしに最適。切り替え部分がフラットに縫製されていて、頑丈なのに肌あたりが優しいなど、大人にふさわしい配慮はさすがです。