変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

今回取り上げるのは『「あざとい」伝え方入門』。「あざとい」に表れる、ズルいといった印象をプラスに働かせて、競争が激しく厳しいビジネス環境の中で生き残るためのコミュニケーション術を説いてくれるのが本書だ。経営コンサルタントとしての著者の豊富な知見をもとに、ビジネスに役立つ金言がずらり。次代を託された若手リーダーにぜひ手にとっていただきたい一冊だ。

ビジネスコミュニケーションでは時には「あざとい」表現も必要だ

ビジネスコミュニケーションでは時には「あざとい」表現も必要だ

◇    ◇    ◇

著者の山本御稔氏

著者の山本御稔氏

著者の山本御稔氏は、コア・コム研究所(東京・千代田)フェロー。東京国際大学大学院教授、東京工業大学非常勤講師を務めています。同志社大学を卒業、シカゴ大学MBA(経営学修士)を経て、九州大学博士課程満期退学。監査法人のデロイトトーマツなどを経て2020年から現職。『プレゼンテーションの技術』(日本経済新聞出版)などの著書があります。

「あざとい」伝え方って何?

本書は全5章で構成されています。心理学、行動経済学の知見をもとに、ビジネスに必要だコミュニケーション術を説いてくれています。第1章「心理学で相手の心をつけめ」、第2章「AIの発達が人間のコミュニケーションを変える?」、第3章「プレゼン力は五感を交えて」、第4章『「仕組み」を変えれば伝える力が倍増!?』、第5章「思考のちょっとした変化でこんなにも伝わる」といった章立てで、著者ならではのビジネスユニケーション術を説いています。

今、私たちの伝え方に新たな進化が見られる。それは、本書のタイトルに含まれる「あざとい」だ。「あざとい」ってズルいとか、性悪とか、ごまかしのような感じはあるが、あざとさがあるから伝え合いができるのだ。コミュニケーションを継続させるために伝え方を進化させた――それが「あざとい」伝え方なのだ。
というわけで、筆者としては"「あざとい」は進化の過程"だと考える。そのあざとく進化する伝え方を、心理学、行動経済学といった学問分野とこれまでの社会人としての経験をもとに記すことにした。それが本書である。
(はじめに 「あざとい」は進化の過程なのだ! 5ページ)

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック