――シューズはどんなものですか?

「ニューバランスの『850』というモデルです。おなじみの『N』のマークがつかないのが特徴の一足ですね」

「『850』にこだわらず、オーソドックスなグレーのニューバランスでも、このコーディネートを再現できます」

梅雨を楽しむ短パンコーデ トップスは長袖が鉄則

――最後はナイロン素材のプルオーバージャケットを合わせたアクティブな着こなしです。

「梅雨の時期を想定した着こなしです。ジャケットは、はっ水性を備えたナイロン素材、パンツは速乾性の高いシアサッカー素材です。ジャケットは薄手で軽量なので、暑くなってきたらバッグなどにしまえます」

ジャケット1万9800円(ザ・ノース・フェイス パープルレーベル)、カットソー1万4300円(ザ・ノース・フェイス パープルレーベル)、パンツ1万6500円(ザ・ノース・フェイス パープルレーベル)、キャップ(私物)、スニーカー(私物)

――インナーは白のカットソーですね。

「ジャケットやパンツが暗めの色なので、春らしく明るい色のアイテムでバランスを取りました。あえて大きめのサイズを着て、さらに上に着たジャケットの裾を絞ることで、存在感を引き立てています」

――大人がショートパンツに挑戦するとき、どこに気をつければいいでしょう。

「まずは丈の長さですね。身長によって少し違いますが、理想は膝より少し上くらい。それより短いと、清潔感に欠ける印象になりがちです。反対に長すぎると足が短く見えてしまい、子供っぽい印象にもなりやすいです」

ジャケットは米海軍が座礁船の引き揚げなどの際に着た「サルベージパーカ」をベースにしたデザイン。フロントの大ぶりなポケットが特徴だ
カットソーは首元が少し高めになったモックネック仕様で、キャップはジャケットと同じナイロン素材。首元のディテールや小物使いにもこだわりが感じられる

「あとは半袖のトップスを着ないことですね。『半袖短パン』は活発に見え過ぎてしまうので、できるだけ長袖を合わせましょう。もし暑い時は、薄手のカットソーを袖まくりして着るのもおすすめです」

――シューズと靴下の色使いも印象的です。

「どちらもジャケットの色と相性がいいものを選びました。トップスと小物の色を合わせるとスタイリングがまとまりやすいので、ぜひおすすめしたいですね」

「身長170センチの僕の場合、靴下の長さはふくらはぎより下くらいがベストです」

文:FACY編集部 山梨幸輝(https://facy.jp/) 写真:加藤潤


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