MEN’S EX

2021/12/10

休日ニットは美しき“攻め色”で遊ぶ

同じ差し色ニットでも、休日使いを想定するならより明るい美発色を取り入れたい。ダークトーン中心で重苦しくなりがちな冬の装いが一気にあか抜けるのを実感できるはずだ。休日を楽しむための技として心得ておきたい。

インナーとして使うのが攻め色ニットのコツ

今季は多彩なカラーバリエーションのニットが各ショップでラインアップされているが、中でも注目したいのがパープル。派手に思えるかもしれないが、黒、グレー、ネイビーといった定番色に合わせれば悪目立ちせず、冬のマンネリを劇的に解消してくれる。ニット2万9700円/エストネーション(エストネーション) ブルゾン10万3400円/モンテドーロ(コロネット)

シアワセな訳

最小限の投資で冬のマンネリを一気に解消

今冬は攻め色ニットが各社で大充実

BROOKS BROTHERS(ブルックス ブラザーズ)

アメトラを象徴するビビッドな赤ニット

アメトラを象徴する、鮮やかな赤ニット。年齢を重ねた大人にこそ似合う色で、育ちのいい雰囲気と大人の遊び心を醸し出すことができる。同社が定番として展開しているウールのケーブルニットは、流行を超えたマスターピースのひとつ。紺ブレに合わせるのもいいが、今季なら黒ジャケットに合わせたい。※製品は左胸にロゴが入る予定。2万2000円(ブルックス ブラザーズ ジャパン)

ESTNATION(エストネーション)

キザに見えず着こなせる絶妙なパープル

上にも登場する、存在感のあるパープルニットだが、発色がキツすぎないので嫌みなく着られるのが魅力。程よくボリュームのあるミドルゲージなので、ジャケットやブルゾンのインナーにはもちろん、コートの下に合わせるのにもちょうどいい。タートルより首が低いモックネックもポイントで、スッキリと一枚で着てもいいし、スカーフをチラリとのぞかせても洒脱だ。

TOMORROWLAND TRICOT(トゥモローランド トリコ)

透明感あるブルーはネイビーアウターに好適

ネイビーと同じ感覚で合わせられるため、カラーニット初心者もトライしやすいブルー。こちらは部分的にリブ編みを取り入れることで、ほんのりモードなテイストもプラスしている。一枚でもインナー使いでも映えるミドルゲージも使いやすいポイント。ネイビーのアウターに合わせるのが王道的な活用法で、ベーシック感を維持しつつ新鮮さを加味できる。2万8600円(トゥモローランド)

WILLIAM LOCKIE(ウィリアムロッキー)

広めのネックと全面リブ編みがアクセント

スコットランドの名門ニットブランドが手がけた一着。トラディショナルニットが同社の定番だが、こちらは全面をリブ編みにすることでモダンな表情に。鮮やかなグリーンともあいまって、大変新鮮な印象だ。ガンジーセーターのようにややネックが広めなのも特徴的で、ポロシャツやカットソーをチラリとのぞかせるなどレイヤードも楽しめる。2万6180円(エスプリ・ユージー)

※表示価格は税込みです。

撮影=若林武志 スタイリング=四方章敬 ヘアメイク=馬場拓也(SEPT) 文=小曽根広光、間中美希子、川田剛史

MEN'S EX

[MEN’S EX 2021年12月号DIGITAL Editionの記事を再構成]


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