ビジネススタイルに「ニューノーマル」や「オン・オフのシームレス化」という概念が定着した今、もう一度しっかり考えておきたいのが「ラクにする」の捉え方。一つ間違えて「ラク=ゆるくてOK」と解釈しては、仕事での印象が台無しになりかねない。常に心に留めておきたいのは、「ラクに、かつきちんと見せる」ということだ。本特集では、これからのビジネスカジュアルできちんと好感度を保つための新しい服たちを、簡単に覚えられるルールとともにご紹介する。
“足元の見直し”で快適さが格段に変わる
これまで正統派のスーツにレースアップシューズがビジネスの王道とされてきた。ビジカジが浸透し、装いが軽快になったいまはその多様性に合わせて足元を見直すいい機会といえる。快適かつ、ビジカジに似合う一足を改めて見つけてほしい。
New Rule 17 シューズ ドレス二なら歩き疲れと無縁
昨今、人気を集めているのがスニーカー同様の快適さなのに見た目は正統派なドレススニーカー。これ一足あれば、誠実な印象を確保しつつ、疲れも軽減できる。未体験なら、いまこそ選ぶ絶好のチャンス。履けば人気の理由がわかるだろう。
■ASICS RUNWALK(アシックスランウォーク)=右
トラッドなアッパーに高機能ソールを合わせた意欲作
伝統的なプレーントウにアシックスが誇る衝撃緩衝機能GEL テクノロジーのソールを組み合わせた斬新な一足。アッパーに上質なキップをチョイスしており、高級感もしっかりと漂う。4万9500円(アシックスジャパン お客様相談室)
New Rule 18 シューズ ベルジャンシューズで軽さと品位を両立
テーラードジャケットでもアンコンが選ばれるなど、ビジカジで着るものは軽やかさがポイント。そんな装いに合わせたいのが、繊細なベルジャンシューズ。端正な外見と軽さ、くつろぎ感は通好みだ。
■BAUDOIN & LANGE(ボードイン アンド ランジ)=左
細部のさじ加減が絶妙なブランドのアイコンモデル
ベルジャンシューズをよりエレガントにデザインしたのがこちら。甲の浅さ、ピッチドヒールなどが艶やかさを引き立てている。また、ハーフライニングにより、かかとのホールド感を損なわず楽な履き心地を実現。8万3600円(コロネット)