
2品目は「白魚しんじょう桜包み」。
すり身とあわせた白魚のしんじょうを桜の葉で包み、そこに昆布とカツオでとっただしを張ったお椀は、ふたを開けると桜の豊かな香りが広がる。
昆布は80度くらいを保ちながらじっくり煮て、そこにたっぷりのカツオ節を加えてとっただしは具材によってバランスを変えたり、夏はあっさりと、冬はコク深く仕上げるなど、その都度調整しているそうだ。

こちらは「お造り 盛り合わせ」。
お造りの内容は仕入れにより変わる。取材日は宮城県産の活け締めにしたマコガレイと三重県産のアオリイカ。それぞれに合わせてていねいに隠し包丁や包丁目を入れ、素材がより引き立つ仕事は欠かさない。
笹の葉のモチーフの器も目に美しく、見た目もおいしい1品だ。