日経クロストレンド

活躍の舞台はエアコンの風が届かない場所

ここひえは、ユーザー1人の周囲を冷やすためのパーソナルな冷房機器だ。従って、風が届いて涼しく感じられる距離は、体感で本体から50~60センチメートルくらいまで。テレワーク中にパソコンやモニターの側に置いて使うのに向いていると感じた。例えば自宅で仕事をしている場所がエアコンから離れていて、あまり涼しさが感じられない場合に、冷気を届ける最後のひと押しにちょうどいい。

台所や洗面台で使うのにも向いている。筆者の自宅の台所や洗面所は、エアコンの死角になっていて夏場は暑い。小型軽量でモバイルバッテリーでも駆動できるので、こうした熱気がこもりがちな場所に持ち込んで使える。他にも物置など、夏場にエアコンのない場所で作業をすることの多い人に向いているだろう。動画投稿サイトを見ると、アウトドアで使っている人も多い。モバイルバッテリーと水があれば使えるので、車中泊の車内やテント内を冷やすのによさそうだ。

ACアダプターが付属する他、前述の通りモバイルバッテリーでも利用できる

本体上部には風量調節ボタン、首振りボタン、タイマーボタンがある。風量は4段階で調節できる。タイマーは就寝時などに利用すると便利だ。1時間、2時間、4時間で設定できる。

想像していたよりも便利なのが首振りボタンだ。従来モデルでは、首を振る範囲(角度)は固定で変更できなかった。ここひえ R4では「広い」と、それより範囲が狭い「標準」の2通りから選べるようになっている。

前述の通り、ここひえで涼しく感じられる範囲は吹き出し口から50~60センチメートルほどで、基本的に自分のそばに置いて使うものだ。しかし首振り範囲が広いと、正面を向いているとき以外は自分に風が当たらなくなり、あまり涼しくなくなってしまう。ここで首振り範囲を狭くする(「標準」にする)と、常に自分に風を当てつつ、首振り機能で自分の周囲も涼しくしてくれる。筆者の場合、従来モデルでは首振り機能を使うことはあまりなかったが、「標準」が追加されたことで使う機会が増えそうだ。

上部には持ち運び用のハンドルと操作ボタンが付いている。首振り機能は、動く範囲を2通りから選択できる
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従来モデルから機能が大幅アップ