毎朝届く最新ファイルを、ボタン一発で変換できる
最後の手法はPower Query(パワークエリ)。大げさに思うかもしれないが、状況によってはこれがイチオシだ。その状況とは、変換作業を日々繰り返すような業務。例えば毎朝、他部署から届く最新版の商品一覧を変換して使うといったケースだ。
毎日やるとなると、1~3番目の手法はいずれも面倒臭い。Power Queryなら一回設定するだけで、次回からはボタン一発で変換できる。CSVファイルなども取り込めるので、社内ウェブから毎日、最新情報を入手するようなケースにも対応できる。
この手法はほか3つと違い、元ファイルを変換して別ファイルに読み込む形を取る(図7~図13)。元ファイルの表はテーブルになっているとベターだが、余計なデータを含まなければ、そうでなくても問題はない。エディターアプリで「cm」の削除と数値への変換を設定してから読み込むと、その設定が読み込み先ファイルに記録される。毎朝、最新版が届いたら、同名で元ファイルを上書きして「更新」を押せばよい。


