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不要な目次項目は事前にカット、スタイル変更は1カ所でOK

まずは、目次作成の基本操作を見ていこう。文書内の見出しを目次項目として抜き出すには、各見出しをレベル分けする必要がある。レベル分けには、Wordの組み込みスタイルを利用するのが簡単だ。「見出し1」スタイルには「レベル1」、「見出し2」スタイルには「レベル2」が設定されているので、見出しに適用するだけでよい。作例でも、章見出しに「見出し1」スタイル、節見出しに「見出し2」スタイルを適用した(図3)(作例ではアウトライン機能を使って見出しに連番を振っているため、見出スタイルにも連番の設定が追加されている)。

図3 「見出し1」「見出し2」などのスタイルを適用した見出しは、目次項目としてレベル分けされる。「ホーム」タブの「スタイル」ボタンをクリックして「スタイル」ウインドウを表示すると、カーソル位置のスタイルを簡単に確認できる(1、2)。ここからスタイルの適用や変更も可能

なお、Wordの組み込みスタイルでは、「表題」スタイルにも「レベル1」が設定されている。そのため、文書タイトルに「表題」スタイルを適用していると目次に抜き出されてしまう。目次項目は「ナビゲーション」ウインドウに表示されるので、事前に確認しておこう(図4)。目次に不要な文字列には、「目次に表示しない」を設定しておけばよい(図5)。

図4 「表示」タブにある「ナビゲーションウィンドウ」をチェックすると「ナビゲーション」ウインドウが開き、「見出し」パネルに目次項目が一覧表示される(1〜6)。作例では、「表題」スタイルを適用した文書タイトルも表示された(7)
図5  目次に表示しない文書タイトルをクリックする(1)。「参考資料」タブの「テキストの追加」メニューから「目次に表示しない」を選ぶ(2〜4)。「ナビゲーション」ウインドウの文書タイトルが非表示になる(5)