秋冬だからこそ効果的 あえて白デニムのおしゃれ感ファッションディレクター 清水久美子

男性が白を身につけると、それだけで清潔感のある色気が演出できる

気がつけばすっかり秋の気配。キャンプやドライブ、バーベキューなど自然満喫の夏の盛り上がりも一区切り。朝晩の少し肌寒い気候なども相まって、どこか人恋しい気分になってくるのが秋の初めの女心。東京・丸の内を牙城にする女性たちも、夕暮れのブリックスクエアあたりで虫の音など聞く時には「……何となく寂しいな」と、つぶやいたりするシーズンです。




さて、そんなおセンチなモードの女心をくんだ好感度ゲットを狙うのは、潮目が読める男性の特権。夏のアウトドアなどで見せた、やんちゃでタフなスタイルから速攻シフトし、頼れる大人な印象路線にワードローブを変更、新たなチェックメイトを狙うのが初秋のデキる行動です。

とはいえ、このシーズン、まだまだ暑い日もあれば肌寒い日もあり、「何を着たらいいんだっけ」とデート前に悩む、まだら気候のシーズンでもあります。そんなタイミングこそ、実は更新する価値があるのが、そう、デニム。中でも白デニムの更新こそが、多くの御利益をゲットできるアイテムなのです。

「白デニムって夏じゃないの?」とは週末のスケジュール管理に余念がないダーリンのセリフ。白デニムといえば夏の印象が確かに強いのですが、あえての秋冬の白、というのはそれだけでお洒落(しゃれ)経験値の高さを印象付けます。しかも白シャツの例でもわかるように、異性が着る白はそれだけで清潔な色気を醸し出すものなのです。

それをわかってのあえての秋冬の白は、「大人ね……」と女性の目にはかなり好感度。ちょっとおセンチな秋の女性心をつかむのは確実です。しかもここ数年白デニムは、秋冬でも売れる人気アイテム。大人のあえての白に取り入れやすいアイテムとして今や定番化をしています。

では、この秋冬は、どんな白デニムをはくべきなのでしょうか。その答えは、ストレートデニムです。

時代のムードでしょうか、最近のジャケット、コート類はややリラックスしたボックスシルエットが増えています。それを引き締めるタイトシルエットの一本もありでしょうが、壮年の男性にはあえて、ストレートシルエットのデニムを合わせ、大人の余裕ある雰囲気を出すコーディネートがおすすめです。夏のアクティブな印象とはまた違った大人なカジュアルの雰囲気は、秋口の女心に確実にときめきを与えます。

そこで、女心に響くシルエット&バランスの絶妙な白デニムを集めてみました。秋こそ、白デニの更新時です。2021年後半も女性目線の大漁節、狙ってみてください。

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リラックスこそエレガンス、大人の余裕を感じさせる
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