Windows 11では「Windows」+「Z」キーで新機能の「スナップレイアウト」を呼び出せる。レイアウトのパターンを選んでウインドウを並べ替える機能だ(図12)。「Z」を頭文字などの語呂合わせで覚えるのは難しいので暗記しよう。

デスクトップ画面を瞬時に表示、ほかのウインドウを最小化
デスクトップ画面への切り替えでも「Windows」キーは重宝する。「D」キーを組み合わせると、現在開いているウインドウがすべて最小化されてデスクトップ画面となり、直後に再度押すと元の状態に戻る(図13)。このほか、「,」キーでは一時的にデスクトップ画面を表示できる(図14)。


「Windows」+「Home」キーも覚えておこう(図15)。最前面のウインドウを残してほかをすべて最小化できるので、作業に集中したいときに便利だ。このほか、ウインドウをすべて最小化する「Windows」+「M」キーもある(図16)。「Windows」+「D」キーに似ているが、こちらはダイアログボックスを表示中のアプリは最小化されないので、警告や保存のし忘れを確認しやすい。


文字が小さくて読みづらいときに重宝するのが「Windows」+「+」キーだ(図17)。「拡大鏡」が起動して、マウスポインター付近が拡大表示される。通常表示に戻す「Windows」+「Esc」キーとセットで覚え、画面が見づらいときだけ一時的に使おう。拡大鏡の表示モードは「Ctrl」+「Alt」と全画面、ドッキングビュー、レンズビューの頭文字の組み合わせで切り替えられる(図18)。


「S」キーを組み合わせる操作は2種類ある。「Windows」+「S」だと検索(Search)の画面が開くが、「Shift」を加えると画面キャプチャーアプリの「Snipping Tool(スニッピングツール)」が起動する(図19)。画面キャプチャー関連では「PrtSc」キーを使う方法も覚えておこう(図20)。


[注]Xbox Game Barがインストールされている環境で「Windows」+「Alt」+「PrintScreen」キーを押すと、「ビデオ」フォルダーの「キャプチャ」に画像が保存される
タスクマネージャーを開く、パソコンのロックも一発
OS関連の機能を呼び出す「Windows」キーの操作はたくさんある。マニアックなところでは「Pause」キーとの組み合わせで、「バージョン情報」画面が開く(図21)。そこからコンピューター名の変更やリモートデスクトップの管理などへ進めるのでベテランには重宝かも。なお、「Pause」キーはノートPCにはないことが多い。
