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国内最大級のチョコの祭典 20年の変化と占う未来

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NIKKEI STYLE

世界の一流ブランドやショコラティエのチョコレートを一堂に集めた毎年恒例の「サロン・デュ・ショコラ2022」が1月20日から東京・新宿の伊勢丹新宿本店で始まる。国内では最大級のチョコの祭典で、今年で20回目となる。三越伊勢丹を代表するイベントのひとつになっており、おいしい品を求めて毎年多くのチョコ好きが足を運ぶ。節目となる今回の祭典を取り仕切る三越伊勢丹・食品・レストラングループの真野重雄スーパーバイザーに、この20年のチョコを取り巻く変化やこれからの未来などについて聞いた。

――三越伊勢丹のサロン・デュ・ショコラのスタートは2003年からでしたね。

「1995年にパリで始まったチョコレートの見本市『サロン・デュ・ショコラ』をヒントに伊勢丹(当時)が03年に主催しました。今ではすっかりおなじみのパリの人気チョコレート専門店『ジャン=ポール・エヴァン』の日本1号店が初めて伊勢丹新宿本店内にオープンしたのが、その前年のこと。また、ベルギー王室御用達のショコラティエ『ピエール・マルコリーニ』の日本1号店が東京・銀座に誕生したのは、さらにその前年のことでした。日本でのサロン・デュ・ショコラは、海外の有名チョコが国内にお目見えするようになったタイミングで始まりました」

「今でこそ質にこだわった国内外のおいしいチョコが日常的に味わえる環境ですが、開催当初は状況が今とはおよそ違います。出品ブランドの数も少なく、チョコを手当たり次第かき集めたといった感じだったと思います。舞台は伊勢丹新宿本店の催し物場。デパートの上層階でチョコのイベントを開催するというのは、当時としてはまだ珍しいものだったのだろうと思います。その後、回を重ねるごとに規模が拡大し、東京国際フォーラム(東京・丸の内)や新宿NSビル(東京・西新宿)に会場を移して実施したこともあります。前回からは再び新宿の伊勢丹に戻っての開催となり、『パート1』『パート2』の2部制にし、開催期間を長くするようにしました」

――国内最大級のチョコの祭典として知られる「サロン・デュ・ショコラ」ですが、真野さんが関わるようになったのはいつごろからですか?

「今回で5年目になります。01年に入社して以来、ずっと食品部門で働いてきました。入社した当時は、百貨店ではファッション部門に配属を希望する人が多かったのですが、私は食品部門が希望でした。農家さんや菓子職人など作り手の方々と直接関われる機会が多いと考えたからです。デパ地下にあるグローサリーや総菜、お酒などの売り場をほぼ経験していますが、中でもスイーツ部門は在籍約9年と長いですね。入社以来、サロン・デュ・ショコラに関わる社内の先輩たちの姿を目の当たりにしてきました。社内的にも存在感あるイベントで、長期の海外出張も伴うので、皆さん、意気込みが半端じゃなかったですね」

――新型コロナウイルス感染症の影響で、ご苦労なさったことも多かったのではありませんか?

「前回に続き、海外出張に1回も行けなかったのがつらかったですね。ショコラティエの方々らとは全部リモートでのやりとりでした。コロナ禍以前は事前準備のために2~3週間ほどの出張に数回出向き、フランスやイタリア、スイスなどの国々を回りました。実際にチョコを食べながら対面での商談だったので、こちら側のリクエストなどもその場で具体的に伝えることができました。前回と違って今回は事前に試食用チョコを送ってもらった上でのオンライン商談でしたが、こちらのリクエストで改良してもらった商品を再度送ってもらうなど対面時よりも時間を要したのは確かです。まして商談相手が初対面の作り手だと難しい。フェース ・ツー・ フェースの方がお互い理解が進みます」

――今年の目玉について教えて下さい。

「人気ブランドの注目作や初出店のブランドなど国内外計約110ブランドを取りそろえました。パート1(1月20日~25日)の『TASTE OF CACAO(テースト オブ カカオ)』では様々なカカオ原産国のカカオの特徴を感じさせてくれる板チョコや、カカオの個性を引き出す生菓子や焼き菓子など多彩なアイテムをご用意しました。また、カカオと日本酒、クラフトビールなどとの相性を楽しんでもらう会場でしか出合えない、楽しめないイートインの場も豊富にし、広がるカカオの世界をお楽しみ下さい。また、パート2(1月28日~2月3日)の『THE ARTISANS(ジ アルティザンズ)』では、世界最高峰のショコラティエの技をご堪能いただきたいですね」

「高度な技術を持つ職人に授けられるフランスの国家最優秀職人章(MOF)を19年に取得したヴァンサン・デュラン氏自慢のキャラメルなどをとじ込めた薄いディスク型のチョコや、仏・コルシカ島出身の女性チョコ職人、アレクシア サンティニさんの柑橘(かんきつ)ピール ショコラコーティングアソートは今回、新規注目ブランドの一つになっています」

「サロン・デュ・ショコラは毎回テーマを掲げています。2022は『未来と、笑おう。』です。カカオ生産者を含めチョコの作り手側と、チョコを味わう側の人たちの双方が自然と笑顔になる未来のためにはどうあるべきなのか、という思いを込めました。世界中にチョコを愛する人たちがいる限り、チョコがもたらす笑顔や幸せは失われることはないはずです。でも、それだけでは十分でありません。今、直面している様々な社会的課題に向けた動きなどにもしっかりと関心を寄せて、チョコの原材料である『カカオ』の栽培がこの先、地球温暖化でどうなるのかといったことも含め一人ひとり、気を配っていく必要があると思っています。チョコの未来がこの先20年も引き続き明るいものであるか否かは、それ次第ではないでしょうか」

(堀威彦)

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