
全国のアパレルショップの情報を集めたウェブメディア「FACY MEN(フェイシーメン)」。提供元のファッション系ベンチャー、スタイラー(東京・渋谷)が、月間100万人を超える利用者の閲覧情報を分析、次のトレンドを読み解く。
FACY MEN内の記事の閲覧数をみると、シューズに関する記事がよく読まれていた。スニーカーブームも落ち着きを見せる今、あらためて注目を集めているのが革靴だ。

コロナ禍でリモートワークが普及したのを背景に、ビジネスシーンでもカジュアルな装いが市民権を得つつある。特に需要が高まっているのは、デニムやチノパンなどにも気軽に合わせられる革靴だ。スーツ向きのかっちりしたデザインの革靴の次に、ワードローブにそろえておきたい「2足目の革靴」とは、どんなものだろうか。FACYに登録する各店におすすめを聞いた。
スエードのローファー カジュアル感と品のよさを両立
「いま注目したいのは、革靴の中でもカジュアルな位置付けのコインローファーですね。休日のお出かけ用としてだけでなく、ビジネスカジュアルとしても取り入れられるのでおすすめです」
そう話すのはEDIFICE(エディフィス)渋谷スクランブルスクエア店の石井脩嗣氏だ。日本発のHIROSHI TSUBOUCHI(ヒロシツボウチ)にEDIFICEが別注したローファーを紹介してくれた。

「一般的なレザー素材ではなく、起毛したスエード素材を採用しているので、カジュアルな印象の一足です。とはいえ、アウトソールのシルエットはスッキリとしているので、ローファーらしい品のよさも感じられます。リーズナブルな価格ですが、高級ブランド顔負けの仕上がりといえるでしょう」
カラーはグレーとブラウンを展開している。どちらも落ち着いた雰囲気で使えそうだが、どう選べばいいだろうか。

「ブラウンは冬らしく温かみのある色合いが特徴です。ゆったりしたシルエットのニットやスラックスを使ったリラックス感のあるコーディネートと相性がいいですよ。グレーは都会的な印象を与える色なので、セットアップと合わせて上品にまとめたいですね」



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