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各企業の女性管理職育成が課題となる中、比率は伸び悩んでいる。日経ウーマノミクス・プロジェクトが7月中旬から8月上旬に実施し女性1193人から回答を得たアンケートでは、男女の社会的役割の偏りのほか企業の評価制度や賃金体系がネックになっているとの回答が目立った。働く女性5人から本音を聞いた。

アンケートでは、管理職(課長相当以上)を希望する(していた)かどうかについて、「いいえ」と答えた人は58.3%に上った

Aさん「私自身も管理職は希望しないし、そもそも不可能。私が1年半の産休・育休から復帰したのとほぼ同時に、同じ会社の夫が管理職に。仕事ぶりをみると、役員との午後7時以降の会議は当たり前、土日祝日も関係なし」

「私がさらに管理職になったら、家庭が回らなくなるだろう。夫は本来は育児に積極的に参加したいタイプだし、私も入社当初は管理職になりたかったが、身近にロールモデルも見当たらずだんだん希望もしぼんでしまった」

Bさん「私は管理職にぜひなりたい。予算管理や法令順守など、現場とは異なった視点で会社を把握しやすい。一人のビジネスパーソンとしてぐっと成長できそう。時間の管理もしやすく、子どもがいる女性は働きやすいのではないかと思っている」

「私の働く会社では、女性社員比率に比べ女性管理職が少ないこと、外国人や違う部署からの異動者の力を生かせていないこと、均一化された人しか管理職に残らないことに危機感を抱いていて、改善に取り組む部署に私も参加している」

Cさん「私は日々、部署全体の業務管理を行うなど管理職に近い仕事をしている。だが障害者枠で採用されたマイノリティーの私の場合、そもそも根本的に構造が変わらないと希望すらできない」

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